2015年9月27日日曜日

近状・雑感。

1.「石田芳夫 詰碁パラダイス」
ゲーム屋の店員時代にパッケージだけは見たことあるんですが、実際にプレイしたことはないのでどんなもんだか急に興味が湧いてきまして・・・



全100問で5級の問題からスタートして、現在78問目で二段の問題です。
自動応手が割りとしっかりしていてなかなか良いなと思いますが、発売が1990年12月ということで、当時これを新品で買うより文庫本の棋書を2冊買った方が安上がりじゃねえの的な野暮なモノの見方がどうしても頭をよぎるのは私の性根がどうしようもなく貧乏ったらしいからですね、ハイすいません。

2.新浪囲棋。
韓国のCyberoroが囲碁のネット対局サービスについて日本棋院とライセンス契約したものが「幽玄の間」で、中国向けにライセンスを下ろしたものが「新浪囲棋」に当たります。
ここ何日か某巨大掲示板の幽玄界隈でこの「新浪囲棋」の話題がホットになっているのに釣られて私もインストールして中国鯖に入ってみましたところ・・・表示されているのは基本的に簡体字中国語のはずなんですが、大半が文字化けしていまして何のボタンだかさっぱり分からん体たらく、中継を眺めている分には不便は少ないかと思いますが、がっつり対局する目的ではちょっと厳しいよねということで3局だけ打って早々に退散しました。
有料会員月額15元ということで日本円にして290円くらいでしょうか、同じCyberoroからライセンスを下ろしてもらって何で幽玄は7倍以上の価格設定になるのか、棋院がぼったくっているのか棋院がぼったくられているのか。
まあボクにはWbadukという強い味方があるんですけどね。

3.TygemGo
しかし捨てる神あれば拾う神あり、東洋囲碁の英語圏向けサービスであるTygemGoの方はVPNも串もなしであっさり過ぎるくらいにアカウント登録もログインも成功しまして、あー英語鯖はこうなってるのねと感心しているところです。
しっかし東洋囲碁で中国の俺らは相変わらず投了しねえなあと懐かしくも呆れるところであります。
まあ別に買って来た週刊碁の簡単な詰碁を解くとかして相手が時間切れになるのを待つだけなんですけどね。

4.囲碁クエスト13路
レートが1812で34勝12敗という現況、9路盤で落ち着いたレートからしてそろそろ天井が近づいてきている感じがしますが、果たしてどこまで行けるものでしょうか。

といったような感じで、しばらくは囲碁クエスト13路とTygemGoのお世話になることが多いかなあというこの頃です。

2015年9月22日火曜日

黒森的13路序盤戦研究序説。

標題にあります通り、要はですね、囲碁クエスト9路のレートが1850~1880あたりをフラフラする感じで完全に固まってしまったので13路に鞍替えしました!ということなのですねw

で、まだ最初の40局を消化していないのでレートはまだ1600に届かない程度で、これからどこまで伸ばすことが出来るかという感じです。

9路ではいきなりねじり合いになるのが、十三路では序盤・中盤・終盤と折り目がついた話になることが多いので、まずは黒番前提にどういう風に仕掛けるか?という話になってきます。
そこで今のところ考えているのが初手天元で黒3・黒5と並行型で三々に入る布陣です。


棋譜再生


こういうのはもう「林檎とバナナどちらが好きか」と問われて「いやあ俺はメロンに目が無くてね」などという「お前らもう好きにしろよ」というレベルの話で、そんなことで黒森やりたい放題というワケなのでございます。

しかし19路ではさんざん二隅両高目で打っているのに13路では二隅三々なのかよ!という話ですが、13路究極の初手は天元にあり!というのと13路で隅に打つなら三々が最も効率的!という一見背反する二つの思い込みを「混ぜるな危険」的な配合でミックスしてゴリゴリ押し通したいナーということで今のところ結構楽しくやっておりますw

しかし19路では普段三々なんて打たないわけで、これまでに培ってきた高目に突出した経験値がなかなか活用できません。
しかし、こういう時こそAmazonのマーケットプレイスやブックオフから二束三文で買って来たあの棋書の出番ではありませんかという話です。

 

この二冊で13路で使えそうな三々の変化を勉強すれば引き出しの数が多くなって面白くなってきそうです。
が、大変残念なことに日本囲碁連盟の定石事典は三々の扱いが非常に少なく得るものが殆どありませんでした。
方や囲碁大辞典の方はと言いますと、マニアックな変化図がてんこ盛りでこちらはかなり参考になりそうです。

ということで13路における如何にも黒森的な仕掛けで皆さんのご機嫌を伺うことが出来るように座学・実戦・検証というサイクルを回し始めるかなというところなのでございます。

2015年9月19日土曜日

整合性を感じない話。

図書館巡りも飽きたしブックオフ巡りでもするか!ということで二束三文で棋書を買って棋力向上に役立てようというムシの良いプランが始動します。
近隣のブックオフを一通り回って108円で六冊買って帰りましてフンフン♪と眺めていますと違和感に襲われます。



いやちょっと待てよお前免状三段じゃないのかよという話もありますが、108円なら別にいいかという気安さもありましてw
それに最後の方は初段向けの骨のある問題もありますしね。

で、違和感の発生源がこの問題。


ひと目で4~6級ということです。
細かいことを言えば中級レベルの人には3分くらいじっくり考えて欲しいというかちょっと厳しくないかなと思うのですが、まあそれは置いておきましょう。

二年くらい前に図書館で借りた本にこういう問題がありまして10分で三段なんだそうです。



無い無い無い無い、二つの問題の間に整合性がまったく感じられない。
本職の先生による段級位認定のバラつきはある程度仕方ないと思うのですが、ちょっとこれは酷くないかと思うとともに、いい加減というか野放しというか棋院である程度統一された基準があると思うのですが良い具合には運用されてないよなあとはっきり確信しましたですね。
まあ最近は○分で×級というタイプの出題が流行ってないみたいですが。


2015年9月9日水曜日

囲碁クエスト九路反省会①。

面倒臭いから二度とやりたくなかったんですが、明確な反省材料が出てきたのでブログにきちんと書き記しておかねば、という話です。


棋譜再生


総譜でこんな感じです。

本題に入る前に導入部分だけ少し。
こういう形での黒3ツケは私のデータベースの中ではハサミツケてサバいて白良しということになっているので下左図から下右図までほぼ一本道です。


そこからススっと進みまして、白30まで左上隅に肩アキハネ付き一合マスが出来上がります。
この手の一合マスはハネがなければ死にのはずですが、ハネがあるとどうなるんだっけか?
とにかく最低でもコウにはなりそうな雰囲気です。
だからといって隅に例えばAのように一手入れていると下辺のスソアキが塞がって地合が足りなくなるのが明白ですから、コウ覚悟で下辺に手を入れるしかない、ということになってきます。
当然白は一合マスの二の二へ入って、左上隅の攻防が始まります。


ここで丁度図書館で借りていた新版基本死活事典の出番です。
いやいや、カンニングしたわけではないのですよw
そもそも当該するページを探していたら時間切れ負けになっちゃうしww




で、終局後に調べてみたらば事典には正しい応接として下左図のような進行を示しています。
二の二じゃなくてハネからでも同じ形のコウになるとありますね。



ハネから行った方が相手が受けを間違えやすいので、きちんと勉強した上で今度からこの形が出たときはハネから行った方が良いような気がしますね。

それはさておき、実戦ではどのように進行したかというと・・・
マガリにノビてハネられたところまで良かったのですが、鼻先にぶら下がっているコウに目が眩んで外からハネずにマガってしまいます。


正しく打てばこちらの取り番コウになるところが向こうの取り番コウで、事典にも「失敗」とはっきり書かれている進行です。
打った当人も何かおかしいなという感覚はあったのですがw

放り込んでコウにする前に外側から利かしておくかなと外ダメをつめたら鼻先のコウに眼を奪われて全体が見えていなかったらしく、受け間違えてまさかの押す手なし、黒投了となってしまいました。


まあ仮にコウになっても下辺にケイマの突き出しという超強力なコウダテがあるのでコウに勝っても負けても白勝ちは動かない感じではありましたが。

まったく、一合マスは奥が深いぜ!とか勉強が足りないのを姑息に言い換えつつも、まあ確認する良い機会だったかなというところですね。

これで累計で47勝24敗3ジゴ、レートが1881点で8級というところまで来ました。
馬鹿は馬鹿なりにいろいろ考えるんですがやっぱり馬鹿なのでいろいろとトホホなことになるわけですが、その辺はちょっとずつ修正しながら、まずは1900の大台に乗せて、あわよくば1900台をキープしたいなというところで日々ぽつぽつと打ったり打たなかったりしたいと思います。

2015年9月7日月曜日

近状雑感。

1.土曜日の足取り。
使っているシェーバーのメーカーがSANYOなもので、今となってはメインストリームにないメーカーであるためか、近場の家電量販店には外刃の替刃が置いてないということで、ネットで調べて秋葉と新宿西口のヨドバシくらいにしか店頭に在庫が無いらしいとのことで仕方なく買いに出ることにします。
この外出のついでに市谷に寄り道して日曜朝に駅売りされる週刊碁を日本棋院の売店で土曜の夕方にフライングゲットしようと思い立ちます。

16時半に棋院に着くと既に刷り立てほやほやと思しき週刊碁最新号が置いてありましたので280円払ってそそくさと棋院を後にします。
このためだけに小岩から市谷までの電車代を払うのも馬鹿馬鹿しいので今回のように近場で野暮用でもない限りこのフラゲはやろうという気にならないですね。
でも日本棋院の週刊碁会員だった頃、日曜の朝7時には駅の売店に週刊碁が並んでいるのに、翌月曜のお昼頃にならないと週刊碁が届かないという理不尽が一年続いた恨み辛みから、一度はフラゲをやってみたかったことではありましたので、ほとんど意味が無い話なのですが多少溜飲が下がったのでありました。

靖国通りを徒歩で東進して神保町アカシヤ書店に寄りますが、少しレイアウトを変えたみたいで、以前は通信教育教材などが積みあがっていたレジ前がずいぶんとスッキリしていまして、無くなった通信教育教材がどこに行ったのか分からないようになっていました。
店の人に聞けばいいじゃんという話ですが、そうムキになって探すようなものがあるでなし、一通り眺めて書店を後にします。

お目当てのヨドバシAkiba目指して靖国通りを東にズンズン進みますが、表通りにこれでもかというくらいに大きく「横浜家系」の看板を出したラーメン屋が雨後の筍のように出店されているのを見て、どこかのWebコラムでラーメン店開業コンサルタントがレトルトのスープで家系を名乗るラーメン店をどんどんオープンさせているような話を見た覚えがありまして、そういうことなのだなあと変に納得しながら秋葉原、ガードレール横のブックオフに寄って掘り出し物はないかと物色しますが探しづらい上にお目当ての囲碁関係書籍がロクにないので退散してヨドバシで買物をして本来の目的を果たします。
でも1099ポイントが失効していたのはちょっとショックでしたw
でもそこまでこまめにヨドバシで買物出来ないしなあ。

2.図書館利用状況。
1)葛飾区中央図書館
東小岩の自宅から江戸川の堤防の上をひたすら走って経路距離で7㌔くらいでしょうか、金町にある葛飾区中央図書館が週明け月曜から特別図書整理だか何だかで数日の間休館になるとの話でしたので、その前に目ぼしい棋書を借りておくかと出かけます。

 

「序盤の手筋」はこの前借りた時に他の本を借り過ぎてあからさまに消化不良というか、まあ有り体に言ってほとんど目を通さなかったもので、今度はちゃんと読むぞ!ということで再挑戦です。
「星の定石徹底研究」はこれを読んでピンと来たものの詳細を「定石事典」に求めるというかなりまどろっこしい手順なのですが、そうでもしないとあのデカい事典を最初っから最後まで目を通すわけにも行かないし、有効活用し辛いかなということでw

2)葛飾区鎌倉図書館
中央図書館に行った帰り道にこちらにも寄りまして、何かないかなと棋書を物色します。

 

「手筋との対話」は装丁が冴えないのでこれまで敬遠していたのですが、中身に目を通してみると、どこかで見た覚えのある問題が多くありつつも、使えそうな形がページをパラパラとめくってみただけでもいくつか目につきまして、借りて帰ってじっくり読んでみることにします。
「オキの魔力」は前回借りてまだ全部読み込めていないもので再挑戦です。

3)東小松川図書館
別の日になりますが、新小岩駅近くにある東小松川図書館に返却ついでに新しく本を借ります。


間違えずにしっかり生きる、確実に殺す、しぶとくコウで粘ると三拍子揃った素敵系有段者を夢見る黒森さんにはこの手の基本死活の本が常時手放せないアイテムになってくるので、しつこくしつこく何度も何度も借りねばならないのであります。

と、葛飾区の図書館から5冊借りて、江戸川区の図書館から借りているのを合わせると現在15冊借りている計算になりまして、同時進行で全部読めるわけないだろ、いい加減にしろ!という話ではありますが、まあそこは何度も借りて少しずつ読み進めながら順次モノにしていけたらいいナなどと虫の良いことを考えています。

3.囲碁クエスト現況。
レーティング1871で12級、36勝17敗2ジゴの現況、1800台の人と当たる事が多くて、難しい碁が続きましたが何とか勝ち、というおびただしく高尾山ちっくな展開が多いのですが、相手が1900台となるとたまに勝てることもある、2000以上に至ってはまるで勝てる気がしないという感じです。
面倒臭いので検討しませんがこんな感じで二子局も何とか勝ちって感じですね。


棋譜再生


そろそろ1900台に手が届きそうな感じですが、どの辺で見切りをつけて13路に転進するか、19路に戻るか、ちと考えどころですね。


2015年9月5日土曜日

あいつは四段か(震え声

シェーバーの外刃が欠けてしまったので、最寄の家電量販店に買いに行くついでに江戸川区中央図書館に立ち寄ります。
2015年版の囲碁年鑑が棚に並んでいたので手に取ります。




去年の九月に三段免状を取得しているので、名前が載ってるはずなんですよね、フンフン♪などとページをめくってほどなく三段のところに自分の名前を見つけます。
そこでふと、あの野郎どうなってるんだ?と頭に浮かびます。

こちらに移転してくる前のブログから奴の話の主要部分を抜粋しておきます。
http://alhazen04.blog68.fc2.com/blog-date-201110-6.html
http://alhazen04.blog68.fc2.com/blog-date-201110-4.html
http://alhazen04.blog68.fc2.com/blog-date-201110-1.html

2015年版には奴の名前は載っていませんでした。
同じく棚に並んでいた2014年版を手に取りましたらば・・・ぎゃー、あの野郎俺が二段免状取った年に四段免状取得してんじゃねえか!
確かに八重洲囲碁センターのさよなら段位認定大会に奴が来ていて四段戦に出ていたのは確認してたんですが、そうかそうか四段免状を取得しよったか。
奴は人としてかなり腐っているけどそれなりに勉強熱心なのは認めざるを得ないところ、全勝とは到底思えませんが、勉強の甲斐あって一昨年の後半の大会で四段免状取得可能な成績を収めたようです。
彼には盤上の手筋以外にも色んなテクニックがあるようですからねえなどと皮肉の一つも言ってやりたいところですが、まあ存在しているはずの彼の努力は認めましょう。

しかし、ですよ。
今年の二月に有楽町囲碁センターでお楽しみ囲碁大会で奴を見かけたときは間違いなく初段戦に出てやがりましたので、将棋同様に棋力を過少申告して参加して気持ちよく勝って商品をせしめようという醜く汚い根性は健在のようです。
さらに言えば、三局目の時点で負・勝・勝で一勝二敗、四段免状所持者が初段戦に過少参加して初戦で負けるとかドンだけ格好悪いんだよという話。
まあアレだ、初段戦ってのは奴に限らず過少参加者にとっての格好の狩場でありますから、色んな意味で激戦区だったのでしょうねえw(ゲス顔

現在五段に挑戦してるかどうか知りませんが、認定が絡まない大会なんかでは間違いなく過少で来るでしょうから、分相応に参加する私はひょっとしたら奴に二子くらい置かせて白番で打たなきゃいけないかもしれませんね。
うーん、二子かあ。しんどそうだなあ。