2018年1月21日日曜日

棋聖戦第一局現地大盤解説会。

ニコニコ動画で現地大盤解説会を終局まで生放送するという話でしたがせっかく都内の近場でやっていることだしということで文京区のホテル椿山荘まで現地大盤解説会を見に行ってきました。

行きがけに自動販売機で温かい缶コーヒーでも飲もうと思ったら財布を忘れてきたことに気が付くという陽気なサザエさんみたいなことをやらかして家まで取りに戻るなどありまして解説会の開始時間である10時半には間に合いませんで、私が会場入りした時間には一日目の進行のおさらいで封じ手直前まで進んでいました。

封じ手付近、打ち込みに対する下ツケからの石塔シボリっぽい進行を検証






















写真では見切れてますが聞き手が桑原陽子六段で解説が林漢傑七段と田尻悠人四段で午前中は三人で、午後は適宜交代で検討室に情報を仕入れに行くなどフル回転していました。
元々、田尻四段が東京本院で現地とは別に大盤解説会をやることになっていたのですが、現地大盤解説会をやる文京区のホテル椿山荘と市谷本院では直線距離で3㌔くらいしか離れていないのでわざわざ分けてやるのは無駄だよねということになって人的リソースを現地大盤解説会に集中投下することになったみたいです。

それでまあ解説陣としては合同大盤解説会みたいになったわけですが、会場設営は一列14席で8列あって112席ありまして、午前中に入場した時点では60名くらい埋まってたかなあという目算でした。
夕方には帰る人、仕事を済ませてから来場する勤めの人などの入れ替わりはかなりあったと思われますので延べ入場者数はもっと多くなると思われます。

サンシャインシティで行われたプロ・アマ本因坊対抗戦では会場設営500席に対して400名くらいの来場者があったのですが、あれは無料だからなんですかねえ。
今回の現地大盤解説会は入場料を1000円取っているので、延べ人数でも100に届くかどうか怪しい感じになっているのですかねえ。
プロアマ本因坊対抗戦は方円企画が仕切っていて告知というか広報というかその辺のノウハウが棋院のようにおおらかでないところで差が出ている感じなんでしょうかねえ。
その一方で碁界序列第一位の棋聖戦の挑戦手合いが都心で行われて現地大盤解説会への来場者がこんなもんかと思うとどうも良く分からなくなりますねえ。

さておき対局内容は週刊碁参照のこと、解説会の様子は皆さんニコニコでご覧になられてるでしょうしということでバッサリと省きます。

入場無料のプロアマ本因坊対抗戦では大盤解説そっちのけで私語雑談に夢中な人がいましてこれだから無料は嫌なんだよなと思ったもんでしたが、今回の椿山荘でもおしゃべり爺さんが二人いまして金払ってまで来てコレかよと悲しい気分になっていたら余程頭に来たのか前の席の人が「喋るんだったら後ろの席へ行け」と小声で注意してやっと黙りました。
困ったもんです。

次の一手クイズは東京本院でやる予定だった分の景品もこっちに回したからなのか、二回に分けて実施されて色紙が多数プレゼントされていました。
1回目は林漢傑七段が「一番やってはいけない手」と言っていた手を井山さんが打って正解はその他ということになりハズレとなりました。
この1回目を踏まえて基本的に解説陣は信用ならんということで二回目は解説陣が示す候補手を無視してその他としたら、案の定井山さんは示された候補手とは全く別のところに打ちましてその他が正解となりましたw
やはり来場者の多くが解説陣に井山さんの次の手を予想するのは無理と見たのか正解者多数で抽選になったのですが、こうなるとヒキの弱い私は当たり前のように最後の最後まで名前を呼ばれることがありませんで、リアルラックに薄い我が身を呪ってちょっとやさぐれた気分になりましたw

右上はケイマを突き抜かれたけどまだコウになりますよねーとか






















一時は一力八段にも勝機はあったようでしたが複雑極まる難戦を井山さんが制しまして19時47分に終局となりました。
私は少し遅れましたが10時半から開始で休憩をはさみつつも約9時間の長丁場、見ているこっちも大層疲れました。

第二局が早速25・26日にありますが市谷本院は改装工事中なので東京での大盤解説会はナシというお話、大人しくニコニコで観戦することにしますかね。
そして28日にはプロアマ名人戦で大関稔アマ名人と井山さんが対局ということで井山さんはマジで多忙ですねえ。
こちらは築地の朝日新聞本社で大盤解説会をやるというので是非観戦したいと思います。


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