2016年11月29日火曜日

近情あれこれ。

1.LeelaBot近情。
バージョンが0.72から0.80に上がったみたいで9路だと確かに強くなったなと実感出来ます。
19路は相変わらず3手目あたりから思考時間がクッソ長くなって実用レベルではないので探索を打ち切って強制的に着手させるボタンを使って対局していますが、それだとレーティングモードでポイントが加算されないみたいで勝っても勝っても置石が減りません。
9路はサクサク進行なのですが激烈に強いので置石が無くなったあたりで極端に勝率が悪くなり上に進めなくなります。
あと全体的に形勢判定が少し賢くなったようですが、この点はまだまだ改善の余地が大きく大きくありそうです。

レーティングモードに設定せずに単発でハンデを設定して19路盤で対局することも可能なのですが、それはそれで張り合いがないというかなんというか、少し寂しいので困ったことだと。
GPU含めてマシンスペックはそれなりにあると思うのですが、求められているものに対しては全く足りていないようです。
13路だと割とサクサク進行なのですがレーティングモード非対応でこちらも今一つ張り合いがありません。
そのうち更なるアップデートで現状9路と19路のみのレーティングモードが13路に対応するなどあるかもしれませんが、まあ過度な期待などせずに待ちますかね。

2.棋書近情。
江戸川区の図書館の新着図書になっていたので一応借りてみまして、一応読んでみたのですが書名にある「アルファ碁はなぜ人間に勝てたのか」という核心部分についてはサラリとしか触れられていませんで拍子抜けというか肩透かしを食らった気分になってしまいました。
全210ページある紙幅でまず140ページまで費やしてAI進化の歴史を長々と説明しまして、30ページほど核心部分のアルファ碁に関する記述、そして残り40ページで今後のAIの進化の方向性という構成になっていまして、まとまりのない校長先生や部長の訓示を聞かされたような気持ちになってしまいました。



もうちょっと何とかならんかったのかというか、なんとかやりようがあったように思うのですが、私のように人工知能よりも囲碁寄りの立場からすると、アルファ碁に関する記述がやけに少ないアルファ碁の本ということで、かなり評価が低い読後感になってしまうのでありました。

3.囲碁サイト雑感。
入門者・初心者向け囲碁対局サイト「Go-Up!」なるものが出来たという話を前に聞いてちょっと試してみたところ萌え脱衣囲碁といった風で、まあそういうアプローチもアリなのかもしれんななどと思っていたのですが、しばらく見ないうちにいろいろと強化されてきましてコレはコレでなかなか頑張っているではないかなどと思うようになってきました。

http://go-up.online/index.php?ver=1610272231

囲碁って入門者にとって何かとハードルが多いところがあるよねとは誰しも思うところ、それを飛び越えるには何らかのモチベーションが必要なわけで、そのハードルを萌え絵+脱衣に加えて称号とか達成度とか他のジャンルのゲームのやり方で飛び越えさせようという試みは実際にどのくらい効果的かは別にしてまあ意欲的な試みなのではないかと評価出来ます。

ということで行きつく先がどこになるのか分かりませんが、このサイトにはこの路線で行けるところまで突っ走って頂きたいものだなと思うのであります。


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