2015年3月9日月曜日

高目からよく見る定石はずれの咎め方②。

改題して、承前します。


棋譜再生


そのまま押さえ込んで二子を取り込もうとすると断点からシチョウやゲタの問題が出てきてロクなことにならないというところまで前回に書きましたが、じゃあ断点を守ればどうなるの?というお話ですね。
考えられるのは堅ツギとカケツギですかね。それに対してシチョウ有利と不利が絡んでくるわけです。

まず、カケツギはその辺の定石書によく出てくる定番のテーマになっていますね。


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まずツケに反撃出来ないので、隅から追い出されてしまい、はっきり黒有利になるという手順ですね。


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下手にハネて反撃するとノゾキを利かされて、あれよあれよという間に有名なユルミシチョウの問題の流れになってしまいます。


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なのでツケには二子を取り込みに行くしかないわけです。
このユルミシチョウは実戦で一回だけ決まったことがあります。

堅ツギにしたところで事情はあまり変わりませんで、ツケには反撃出来ません。
ただ、黒シチョウ有利だとツケるよりこの進行の方が白にとっては厳しいものになりそうです。


棋譜再生


切ってきた石を捕獲出来ないのでほぼツブレと言って良いでしょう。

ネタは尽きませんで、まだまだ次回に続きます。



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