2016年4月30日土曜日

諸事いろいろ。

小ネタを箇条書きで。

1.ブロガーSNS?
このブログでもお世話になっている「ブログランキング」で何やら新しいサービスを始めたよ!というメールが届いたもので中身をよくよく読んでみますとブログ主で構成するSNSのようなもののようです。


ブログサークル
ブログにフォーカスしたコミュニティーサービス(SNS)。同じ趣味の仲間とつながろう!


ブログ主でサークルを設定して好き勝手に集まってキャッキャウフフして下さいということのようですが、運営サイドで公式に設定されたサークルに囲碁がありませんで、切なさのあまり衰弱死してしまいそうになったのでとりあえず囲碁サークルを作ってみました。
サービス開始後間もないこともあって「囲碁」をキーワードにして検索をかけて引っかかるユーザーが自分一人とかこれまた泣けてくる感じで涙で枕を濡らしてしまいそうです。
ユーザーが増えてくれれば何か良いことがありそうな気がしますが、そこまでの道のりは長くて遠いように思えます。

2.棋力診断サイト。
ユーザーの棋力を診断してくれるのではなく、再生された棋譜を見て両対局者の棋力をユーザーが診断するという掟破りの逆診断サイト。


普段はインストラクターやら本職の先生方が私らヘボアマの碁を見て見立てて頂くものがこのサイトでは診断する立場になるということで、その苦労が分かろうというものでしょうか。
最初に表示された棋譜を見て黒・白両方とも1dにしてみたら黒は正解でしたが白は4dでしたw
いろいろ考えるものですねえ。

3.買った。
少し前に近所のブックオフ巡回をして二冊ほど棋書を購入。

 

「ヨセ小事典」が108円、「布石、その後の攻防」が200円でした。
ヨセ小事典は無駄にデカい盤面図や過剰な解説を排して、基本形と頻出形の紹介に徹していて私のニーズに合っている感じです。
これは良い買物でした。
「布石、その後の攻防」はどうも個人的に小長井八段の本は「打ちすぎ撃退法」といいこの本といい図書館で借りて読んだ時にはピンと来ない感じで読みこなすことが出来る棋力に達していないのかしらなどと思ったものでしたが、読みこなすことが出来ればすこぶる有用であろうなとも思われましたので、ここで200円で拾うことが出来たのが良い機会ということで、改めてじっくりねっとりと読んでみるかという再挑戦になりますかね。

4.借りた。
有楽町囲碁センターに行った帰りに新大橋通りをチャリで東へ、江東区立東大島図書館に立ち寄って何か借りて帰ろうと思うも目新しい本が無かったので何度か借りたけどまだ読みきっていない本を再度借りることにしました。


基本的な筋と形を頭に入れて、あとは実戦でトライアル&エラーということでやっていきたいなと。

2016年4月27日水曜日

有楽町定期棋力測定。

大体一ヶ月に1回くらいの頻度で有楽町囲碁センターと市谷本院の一般対局場で腕試ししたいなと思っているところ、先週の市谷本院に続いて今週は有楽町囲碁センターに行ってきました。
点数制で三段の基準点が344点、四段の基準点が356点のところを前回までで347点だったのですが、3局打って3勝ということで350点にまで点数を伸ばす結果となりました。
丁度三段と四段の中間点ということになりますか。

いつぞやのお楽しみ囲碁大会の景品でゲットした有楽町の一般対局場無料利用券が1枚ありましたので今回は無料で入場です。

一局目は車椅子を利用の年配の男性、有楽町で打つのは初めてのようで対局カードを見るに自己申告した点数から負けが込んで5点ほど点数を切り下げているようです。
握って白番、最初こそちょっとどうかなという場面がありましたが、石が込み合ってくると攻めと守りのバランスが悪いようで守るべきところに手を入れずに攻めに入るとかありましたので、ビシっと切り返して大石死亡で中押勝ちになります。

間を置かずに二局目となりまして350点代前半の年配の男性と握って黒番、序盤にコウを仕掛けてきましてどうもコウ材的には向こうが不利だったようで余裕でこちらがコウ解消してまずは有利に、ガバガバの黒模様に教科書通りの打ち込みで8目くらいの地を持って治まってみたり、フリカワリになって収支はこちらが儲けた形になったりで優勢、さらに終盤に基本的なコウで粘る筋を見落としてくれたのでホッとするなどありまして、終局・整地してみますと盤面で20目以上の勝ちとなります。

何だかんだでおびただしく気力を消費してしまったので、カウンターに勝敗結果を報告して「黒森は休憩に入りまーす」と伝えて待合スペースで休んでいると、カウンターの係の人が「黒森さん休憩もうよろしいですか、打たれますか?」などとヘビのようにしつこく何度も何度も繰り返し聞いてくるので「うるせえよ、休憩つったら休憩なんだよ!気力が回復するまで俺はぜーったい打たないぞ!」という意味合いのことを大人の言葉遣いで係の人に伝えまして、30分くらいひたすらボケっとします。

水分を補給したし小用も済ませたし気力もいくらか回復したしということで戦線に復帰しまして、3局目はこれまた年配の男性とコミなしの白番で打つことになります。
序盤でこれはどうかという展開になって焦りますが、星からの一間ジマリに対して三々に打ち込んだら向こうが定石選択を間違った形になりまして黒地が見込めるはずだったスペースが白からの大ゲイマスベリでガラガラになってしまいやれそうな雰囲気になります。
その後浮き石だった白石が味方としっかり連絡した上に黒三子を切り取って10目くらい地がつくなどありまして、さらにこちらの薄い石を攻めきれずに下辺でしっかり40目は地を持つなどありまして目算してみたら20目くらい有利かなと思われましたが、終局・整地に進んでみると果たして大体その通りになっていました。

ということで3局目終了の時点で3点伸ばして350点、大台に乗ったという謎の達成感に襲われまして気力・体力的にはもう一局打っても全然構わないのよという感じではあったのですが、続けて打つ気が失せましてもう帰ろうということになります。

初段・二段辺りの点数で打っていた頃には350点台なんてバケモノにしか見えなかったものですが、数年がかりでここまで到達してしまいました。
しかし、ネット碁のランクは大して上がってないのにリアル碁のランクはそこそこ上がってしまっている現況、旧八重洲囲碁センター時代に比べて有楽町囲碁センターになってからは少し点数がインフレしているのかしらなどと怪訝に思うところであります。
素直に少しは棋力が上がったと喜べよという話でもあるのですが、どうも内容が毎回序盤に失点して中盤以降に挽回して終盤で引っくり返すパターンばかりでどうもスカッとしないというか棋力向上の実感に薄く納得できないところがあります。

まあ愚痴とも自慢ともつかない話はともかく、今回の三局での感触で行くともう少し点数は伸ばせそうかなと思いますので、まずは四段の基準点である356点を目指してまた来月にも有楽町囲碁センターに打ちに行かねばなというところです。


2016年4月25日月曜日

約三年ぶりで市谷本院。

多分、三年ぶりくらいになるのでしょうか、日本棋院市谷本院の一般対局場で打ってきました。
途中でモチベーション的にガス欠になりまして二局で切り上げて帰ってきたのですが、二戦二勝ということで3年前の点数346点から2点伸ばして348点になりました。
三段の基準点が344点で四段の基準点が356点なのですが、マメに通って対局すればかなり点数を伸ばせそうかなと思います。

1局目は互先の黒番、広げた模様の下辺に打ち込んできた石を召し取って、さらに中央の石を切断してやはり召し取りまして、あとは事件さえ起きなければ100目差で黒の勝ちかなというところまで来ます。
白としては勝負をあきらめたくないらしく何とか事件を起こせないものかと頑張って考えるのですが、そうそう都合よく一発逆転は発生しませんで逆に右上隅をエグられて白石の一団の死活が怪しくなったところで投了となります。
ほぼ勝負がついてから時間を使って考え込むので1局目で1時間以上費やしてしまいました。

2局目も互先の黒番、最後の大場を相手に占められてひょっとしたら地合不利かもと思っていたら中央に地をつけようとこちらが利かしのつもりで打った手に手抜きをしてきたのでそれでは遠慮なく・・・ということで襲い掛かったら真ん中のデカい白石が頓死してしまい今回はあきらめよく投了となります。

1局目で無駄に精神的に費やしてしまうものがあったので、やる気スイッチがオフになってしまいまして気分転換に休憩に入って売店をウロつくなどしましたが、一度モチベーションが下がるとテコでも動かないのが黒森さんだよね!ということで無理臭いので帰ることにしました。
片道16キロの道のりを自転車で行き帰りするのに無理があるのか、特に九段の坂をチャリで上ると上りきった靖国神社のあたりで虫の息になるので気分的に萎えやすくなってしまうのか。

行き返りに例によって京葉道路沿いにあるブックオフや神保町の古書店なんかを見て回ったのですが、澤口書店で店頭で200円から300円くらいの棋書がてんこ盛りになっていたのですが、どれも個人的にビビッと電気が走らないものだったのでこちらは見送りまして、いつもの大雲堂で200円で日本棋院新書を一冊買います。



定石活用法とはいいますが、実質的に小目の二間高バサミ解説本でおまけでそれ以外の定石選択法がついてくる、といったような内容です。
書名とのギャップはともかく小目へ小ゲイマにかかったら二間高バサミされるというのはよくあるケースなわけで幻惑されること無く逆に幻惑してやるくらいのつもりでやりたいところ、何か良いヒントを得られるかどうか。

さて、今回の結果で市谷本院の一般対局場での点数が348点になりまして、もっともっと点数を大きく伸ばすことが出来そうな雰囲気です。
あまり勝ちっ放しだと係の人に見とがめられて点数を増やされちゃうのですが、それもあるかもしれない、くらいの感触を今のところは持っているのですよね。

方や有楽町囲碁センターの一般対局場の方は現在のところ347点である程度は点数を伸ばせそうですが、勝ったり負けたりしているうちにトータルで勝ち越しで点数を伸ばすような感じでスローペースながらも上に行けそうです。

初段、二段あたりの点数で打っていた頃の感覚だと市谷より有楽町(当時は八重洲)の方が同じ点数でも半目から一目くらいランク的に辛い印象がありまして、定期的に両方で腕試ししていくうちに三段の基準点よりちょっと上あたりでどんな感じなのか、また分かってくるかなと思います。

ということで、それぞれ月一くらいの頻度で腕試ししたいなと思っているのであります。

2016年4月18日月曜日

パンダネット反省会。

15日はパンダの日ということでパンダネット対局無料とのことで二局ほど打ちまして二勝、レートが18930点になり4級★から3級に昇級しました。
もっと打てばいいじゃないという話なのですが、時節柄地震の話に気を取られましてそれどころじゃないところがありまして、がっつり打つのは5月のパンダの日にお預けということになりました。

で、その二局なわけですが一局目が互先白番で一目半勝ち、二局目が定先白番で32目半勝ちだったわけですが、明確な反省点としては二局目の大勝ちの方にありまして、終局間近小ヨセの段階なのですが、右上隅で白が眼を持って後手で二目くらいかと推量される手を打ちます。


隅でヨセの問題でよく出る進行があるので黒は後手で出入り二目の手を打つわけです。
それならと白も右上隅に対して反対側から後手二目のハネツギを打ちましてこの状態になります。


棋譜再生


ここで黒が手抜きして手の無いところに事件を起こそうとして他に回ります。
この右上隅ってどこかで見たことあるよな、官子譜だったっけ?ということで結構マジでヨミを入れますと・・・二の一にオキを打つと両アタリ回避で放り込んでコウになるような気がする・・・


棋譜再生


果たしてそういう進行になりましてお花見二段コウです。
しかしまあ最初の盤面画像をご覧頂くと何となくお分かり頂けるかと思いますがコウダテの数が圧倒的に白不利でして、結局二目しか得出来ませんで、何だかなあというオチになってしまいました。
つらつら考えるに肩アキ一合マスからの分岐としてこの形のコウを予めヨミに入れておいて早い目にこの形を求めておくべきだったのか。

(追記)
後からさらに考えるに本当は手無しだったようで、グズむというかツガれるとコウにする余地もダメヅマリの余地もないんですね。


棋譜再生


(追記ここまで)


とまあそんなことを考えるに山海堂の橋本宇太郎九段解説の官子譜は既に持ってるんですが、呉清源師解説の平凡社東洋文庫版官子譜を久し振りにまた借りてみるかななどと思うのでした。

    

2016年4月13日水曜日

ここ最近の話。

最近の話を箇条書きでつらつらと。

1.パンダ総決算。
去年の王座戦大盤解説会でパンダネット1ヶ月無料体験を先月になってようやく取り掛かったパンダネットですが、3月まるまる1ヶ月使って63勝4敗で4級★、レーティングが18690まで行きました。
あと一局勝ち越せば3級に昇級なので毎月15日がパンダの日ということで対局無料らしいのでそこで昇級しておくかなというところです。

2.やっと解ける。
GBソフトの「石田芳夫の詰碁パラダイス」でどうしても解けない問題があって詰まっていたのですが、秀芳さんとヨーダ先生の詰碁の本にそのものズバリが出題されていまして何とかなりましたw

 
どうしても追い落としを免れることが出来ませんで絶望しておったのですが、なるほどそうやって抜けるのかあ。
因みに依田さんの本で3分で初段、秀芳さんの本で1分で二段、GBソフトは二手手前の状態で三段の設定でした。
微妙に設定が違いますねえ。

この問題の後も苦心惨憺ありましたが何とか全100問正解にたどり着きました。
5級から五段までの100問、歯応えのある道のりだった・・・
100問目を正解しても特にエンディングに入ってスタッフロールが流れるなどありませんで、何事も無かったかのように1問目に戻りまして、何だか肩透かしを食らった気分ですが25年前のゲームソフトなんてそんなモンなんですかねえ。

3.図書館利用状況。
小岩図書館に新着棋書を取寄せついでにもう一冊という感じで。

 

前著「荒らしのテクニック」が打ち込みメインで本著が消しメインということのようで、地味なテクニックなのですが何だだかんだでほぼ毎局この手のテクニックのお世話になっている身としては溝上さんの「消しの成立条件」がこちらの理解力不足で今ひとつピンと来なかったので、出来ようものならこちらで押さえて置きたいところなのですよね。

 

「石の効率がぐんぐん良くなる本」は図書館の書架から何気に手にとってパラ見してみたら大層良い感じの本で最寄の図書館に置いてあるのにこれまで借りなかっただなんてこれは勿体ないことであったなと借りた次第です。
しかし、依田さんGrappling hook Tesuji のこの形をいろんな棋書で手筋の例として紹介されていまして、相当お気に入りなのねとクスっとなりますね。


棋譜再生



2016年4月1日金曜日

棋書購入その他。

神田神保町に再遠征をかけまして、いくつか本を買って来ました。

行きがけに千葉街道沿いの小松川にあるブックオフで200円で1冊購入します。



ちょっとやそっとで石が死なない、そんな素敵系三段に痺れる憧れるワナビーな私にはうってつけの本ですね。
この前まで510円で売っていたものが丁度200円に値下げされたようで実に良いタイミングでこのブックオフに立ち寄ったと言えましょうか。

ちと読みこなすのにそれなりの力量を要求されそうな感じですが、まあそこはあせらずじっくり分かるところから消化していく感じでいいかなあと。

さて神保町に到着、いつもの本屋を巡回します。
澤口書店はパッとしないので大雲堂へ移動、3冊ほど買い求めます。




  


「置碁 白の作戦」は以前図書館で借りた際に大変良い本だったので、500円なら買いだよなということで購入決定です。
マギレの手のデータベースが家宝モノです。
1979年の初版本なので安かったんですかね。
2000年と2004年に新装版が出ているようですが増補改定などされているのでしょうか。

「強くなる手筋作戦250」と「差をつける手筋発見法」は何気に良書の多い日本棋院新書からそれぞれ200円で。
手筋作戦が入段編で手筋発見法が昇段編ということで基本の見直しと更なるレベルアップが(安上がりに)出来たらいいなということで。
基本のしっかりしていない

さて買うものは買ったし市谷の日本棋院に足を伸ばして一般対局場で腕試しでもするかということで「さくらまつり」とやらで花見の観光客でやたら賑わう九段の坂をチャリで上って行きます。
棋院手前の坂道で神田英九段とすれ違ったりしつつ到着してみると何か様子がおかしい。
どうも大倉喜七郎賞の授賞式が行われていたらしく、会館の二階と三階がその式典で占用されたとかで本日の一般対局はお休みということらしく・・・打てねえのかよ!
毎週土曜日は定休で日曜日もイベント絡みで休止になることが多いというのまでは充分認識していましたが、ど平日の火曜日でも一般対局が休みになろうとは思ってもみないことで・・・うーん油断ならねえな日本棋院市谷本院。
仕方ないので売店で少しだけ新刊書籍をチェックしてからまだ買ってなかった週刊碁の最新号を買って帰ることにします。

とまあこんな感じで棋書を購入しまして、あとは積まずに読んで今より多少筋が見えるようになりたいものですよねえということで、勉強したりしなかったりすることになるのです。