2016年12月9日金曜日

Over40早碁トーナメント決勝戦大盤解説会①。

12月6日は表題の通りOver40早碁トーナメント決勝戦の大盤解説会がありましてうまい具合に仕事の休みと重なってくれましたもので行ってきました。

会場は日本棋院の7階、こんな上の階まで来るのは初めてですね。
市谷に着いたのが13時前ギリギリで、会場に入るなりスグに対局開始となります。

前回の決勝戦大盤解説会は市谷本院1階の対局ホールの半分を使って20人ちょっとくらいの参加者だったか、今回はそれよりも広めのスペースを7階に取りましたが、やっぱり参加者は前回と大差ない感じに見えました。
入場料無料で敷居が低いんですが、メジャー棋戦じゃないというのもあってかどうも注目度が低いんですよねえ。
まあ市谷本院で開催される本因坊戦の大盤解説会とかでも参加者がそんなに多いわけではないのですがね。

あー、でも下坂美織二段や吉原由香里六段が聞き手をやるとなれば参加者の数がドカンと跳ね上がるのでそういう側面もありますよねw
数字持ってるなあw
関西総本部の大盤解説会は二回しか行ってませんが、井山さんの七冠絡みで毎回盛況でした。
「俺たちの井山先生」って雰囲気が会場内に濃厚に漂っていて独特の雰囲気でしたね。

応援している棋士やお気に入りの女流棋士目当てで人が集まる現状で、大盤解説会そのものの楽しさってのが広く認知されてない現状があるんだろうなあと愚考します。
NHK杯の解説が昼飯直後で胃に血が集まって脳に血が行かない頃合いなものだから、NHKコードに沿って砕けた話は程ほどにしてとつとつと並べられると入眠が促進されて仕方がないとかありまして、そのイメージで今一つ大盤解説会に人が集まらないのかしらなどと愚考します。
解説と聞き手に左右される側面もありますが、なかなか結構面白いんですけどねえ。

閑話休題、午前中に準決勝が行われて、高尾新名人が後藤俊午九段に勝ち、加藤充志九段が三村智保九段に勝って、午後1時から高尾名人と加藤九段で決勝戦、午後3時半から優勝者とスポンサーである河野氏との記念指導碁対局というスケジュールになります。

で、決勝戦の対局はいわゆるNHK杯ルールで1手30秒の秒読みで途中考慮時間が1分で10回となっています。
予選は10秒碁で1日2局で2日で63人から4人まで進める荒業、これは大変だ。


前期のOver40決勝大盤解説会では解説が秀芳さんで聞き手が岡田結実子六段、準決勝で敗れた中小野田九段が時々意見を挟むような感じでの進行だったのですが、今回は岡田結実子六段・青木喜久代八段・小山栄美六段・穂坂繭三段のOver40女流棋士四人がリレーで大盤解説を務めるというちょっと変わった進行でした。
そこに準決勝で惜しくも敗れた三村智保九段と後藤俊午九段が加わる場面もありまして大盤解説は総じて和やかに楽しく進行しました。

対局内容の方は黒番高尾山が意欲的に仕掛ける白番加藤九段を厚く受けているうちに左辺から中央に向かう競り合いの中で高尾山が技ありを取って一気に形勢が黒番高尾山に傾き121手と短手数で高尾山の中押し勝ちとなりました。
想定していたよりもかなり早く対局が終わってしまったので、実は間仕切りを挟んだすぐ向こう側で対局していた対局者が解説会会場の方に来まして、長い目に時間を取ってじっくりたっぷり大盤で検討をやってもらえまして、新名人を間近に見られてちょっとお得な気分になれました。

で、想定よりも早く対局が終了したのでスポンサーの河野氏と優勝者である高尾名人との記念指導碁の開始時間が30分繰り上げられまして、三子局の手合いで開始されます。
準決勝で敗退した後藤九段・三村九段と準優勝の加藤九段がそれぞれ1回ずつ助っ人で一人5手だけ代打ちする特殊ルールで、白勝ちなら追加賞金30万、黒が勝てば助っ人側に賞金各10万円という設定なので助っ人側もそれなりに真剣だったりします。

総じて助っ人側がスポンサーの河野さんの棋力を測りかねて難解複雑な進行を避けて簡明なワカレを目指したところがあり、局後の高尾山曰く「助っ人が入る度に白が有利になっていった」とのことで、助っ人側も指摘を素直に認めてもっと深く踏み込んだり戦ったりすることが出来たので黒番河野さんの力量を信じて厳しく行くべきだったと悔やんでいました。
最終的に白8目くらいの勝ちだったか、左上隅で白から五目くらいヨセられる所が残っていましたが勝ち確定なので最後まで手を付けず10目未満の勝ちに収束させたようです。

話が長くなり過ぎるのもアレなので対局内容と直接関係のないよもやま話を別エントリにて。

2016年11月30日水曜日

買い物二題。

もう12月も目前で職場までのチャリでの行き帰りに頭部が凍えて仕方がないけど防寒帽は去年か一昨年にどこかで失くしちゃったんだよなあということで、新しく買おうという気になります。
ニットキャップタイプの奴は見た目全然暖かそうに見えないので使いもせずにスルー、いわゆる飛行帽・ロシア帽タイプの頭部をすっぽり覆ってくれて完全防護してくれるものを探します。

ご存知の通り私は貧乏なのですが無理してお高いやつを買って大事に大事に何年も使うなんて感性は欠片も持ち合わせていないので、安物を1年くらいで使い潰すつもりで結局平気で5年くらい使っちゃうとかそれはそれでどうかと思うのですが、そういう人間なものですから当然お安いブツを探して回ります。
Amazonで探すと中国製のクソ安いのがゾロゾロと出てきまして、その中からまあこんなものかというのをセレクトします。


これなら側頭部及び後頭部まですっぽり覆ってくれて厳寒の自転車通勤の辛さを充分に緩和してくれそうです。

寄る年波には勝てないのか最近腰に痛みを感じるのですが、どうも敷布団と下敷きのマットレスの具合が良くなくて腰というか背中全体に痛みがくるように思えなくもないので新しいマットレスを買って環境改善を図ってみることにします。
うっすいマットレスをオリンピックで買ってきて7年になるか、煎餅布団化が著しく寿命のようです。


いくらか寝床の環境がこれで改善すれば良いのですけれどもね。

昨日午後に注文して今日中に防寒帽の方は届きそうです。
流石はAmazon、無駄に早い。

2016年11月29日火曜日

近情あれこれ。

1.LeelaBot近情。
バージョンが0.72から0.80に上がったみたいで9路だと確かに強くなったなと実感出来ます。
19路は相変わらず3手目あたりから思考時間がクッソ長くなって実用レベルではないので探索を打ち切って強制的に着手させるボタンを使って対局していますが、それだとレーティングモードでポイントが加算されないみたいで勝っても勝っても置石が減りません。
9路はサクサク進行なのですが激烈に強いので置石が無くなったあたりで極端に勝率が悪くなり上に進めなくなります。
あと全体的に形勢判定が少し賢くなったようですが、この点はまだまだ改善の余地が大きく大きくありそうです。

レーティングモードに設定せずに単発でハンデを設定して19路盤で対局することも可能なのですが、それはそれで張り合いがないというかなんというか、少し寂しいので困ったことだと。
GPU含めてマシンスペックはそれなりにあると思うのですが、求められているものに対しては全く足りていないようです。
13路だと割とサクサク進行なのですがレーティングモード非対応でこちらも今一つ張り合いがありません。
そのうち更なるアップデートで現状9路と19路のみのレーティングモードが13路に対応するなどあるかもしれませんが、まあ過度な期待などせずに待ちますかね。

2.棋書近情。
江戸川区の図書館の新着図書になっていたので一応借りてみまして、一応読んでみたのですが書名にある「アルファ碁はなぜ人間に勝てたのか」という核心部分についてはサラリとしか触れられていませんで拍子抜けというか肩透かしを食らった気分になってしまいました。
全210ページある紙幅でまず140ページまで費やしてAI進化の歴史を長々と説明しまして、30ページほど核心部分のアルファ碁に関する記述、そして残り40ページで今後のAIの進化の方向性という構成になっていまして、まとまりのない校長先生や部長の訓示を聞かされたような気持ちになってしまいました。



もうちょっと何とかならんかったのかというか、なんとかやりようがあったように思うのですが、私のように人工知能よりも囲碁寄りの立場からすると、アルファ碁に関する記述がやけに少ないアルファ碁の本ということで、かなり評価が低い読後感になってしまうのでありました。

3.囲碁サイト雑感。
入門者・初心者向け囲碁対局サイト「Go-Up!」なるものが出来たという話を前に聞いてちょっと試してみたところ萌え脱衣囲碁といった風で、まあそういうアプローチもアリなのかもしれんななどと思っていたのですが、しばらく見ないうちにいろいろと強化されてきましてコレはコレでなかなか頑張っているではないかなどと思うようになってきました。

http://go-up.online/index.php?ver=1610272231

囲碁って入門者にとって何かとハードルが多いところがあるよねとは誰しも思うところ、それを飛び越えるには何らかのモチベーションが必要なわけで、そのハードルを萌え絵+脱衣に加えて称号とか達成度とか他のジャンルのゲームのやり方で飛び越えさせようという試みは実際にどのくらい効果的かは別にしてまあ意欲的な試みなのではないかと評価出来ます。

ということで行きつく先がどこになるのか分かりませんが、このサイトにはこの路線で行けるところまで突っ走って頂きたいものだなと思うのであります。

2016年11月16日水曜日

近情・雑感。

1.スマホ乗換顛末。
スマホを紛失したのを機会にY!モバからどこか良さげなところへMNPで乗り換えすんべえと思い立ってから十数日、いろいろ検討した結果、最終的に楽天モバイルのキャンペーンで機器代金9600円のHonor6というちょっと良さげなHuaweiのスマホに乗り換える結果となりました。



Android4.4なのは即5.1にアップデート可能で、ストレージ32GBでRAM3GB、バッテリが3600mAhということで、YモバでDIGNOCという安物スマホを機器代金3万くらいで掴まされていたのがウソみたいな話です。
まあその代わり何から何まで自分でやらなきゃいけないんですけどね。

最初は中華スマホのHOMTOMの一番新しいヤツにするかなあと思ってたんですが日本国内での使用は技適マーク取ってないので厳密に言えば電波法に抵触するみたいでそれも如何なものかと思うところがあって、加えてDIGNOCと同程度のスペックで1万円弱なのでカタログスペック的には遥かに上を行くHonor6が9600円ということであればそっちの方が断然オトクということでこちらを採用することになりました。

メモリに余裕があるのでその気になればアプリをガンガンぶち込むことが出来ますが、結局使わなかったりすることが多いのでいきなり張り切って詰め込むのもどうかなと思うところ、まずはプリインストールされた楽天系の糞アプリを片っ端から削除した上で、無難に使用実績のあるアプリを順次放り込んでいるところです。

Yモバの方の後始末は二年縛りの9か月しか消化していなかったので解約手数料やら何やらで4万くらいすっ飛びまして非常にお財布に厳しい話になってしまいました。

2.棋書再発見。
ということで手元にスマホが無い生活を10日ほどしておりまして仕事の休憩時間などの暇つぶしにスマホをいじることが出来ない代替として愚息をいじるわけにも行かないので本棚でホコリをかぶっている棋書を一冊かばんに入れて目を通しています。



確か3年くらい前に荻窪のささま書店という古書店で210円で買った本なのですが、買った当初は安値に釣られてレジに持って行ったものの、今一つビビッと電気が走るような感動に欠けるなあと思っていたのですが、当然これは私の囲碁的な読解力不足から来るものなのでしばらく間をおいてそんなことを忘れた頃にまた読み返せばコイツは凄いぜ!という感動がやってくるのではないかなと漠然と根拠なく思っていました。
さてそれが3年の星霜を経て(大袈裟)、今さらながら「うわっ何これすごい」という感動に襲われることになりました。

昔のことを思い返せば、大体の場合は叶うものならタイムマシンに乗って当時の自分に会って尻を思い切り蹴飛ばしてやりたいようなことばかりですが、この本をささま書店で買った三年前の自分だけは「エラいゾ、流石は俺だ。よくやった。」などと手放しに誉めて頭をなでりなでりとしてやりたいという気持ちになります。

手元に新しいスマホが来ましたが、仕事の休憩時間にスマホをいじるのはほどほどにして挙げるテーマ図や示す変化図がいちいちシブい本に目を通すことにしますかね。


2016年11月8日火曜日

スマホ紛失、懲罰的解約。

帰り道にチャリを漕いでいたら上着のポッケからまろび出てしまったのに気が付かず翌日の朝になって「はてスマホはどこかしら」といった感じで、見事に紛失してしまいました。
紛失とか破損に備える保険とかに入ってなかったので完全にアウトですよ、トホホ・・・

翌日の早朝までバッテリーは生きていたようですが、とにかく警察に紛失届を出した上で回線を止めてグーグルのアカウントからはサインアウトして善後策を練ります。
というか、キャリアであるY!モバイルのショップに行ったら「ここでは回線は止められません」とか言われて、まあ手続き的にそうなんでしょうけれども、親身になって相談に乗ってくれる雰囲気が微塵も感じられませんで「じゃあここで何が出来るの?」と逆にこちらから聞かないといけない始末でとりあえずこの店員では話にならんと一旦家に帰って考えをまとめることにします。

で、ああいう対応はねえよなということで二年縛りの期間が半分以上残っていますし途中解約金も取られますが、とにかくY!Mobileとは縁を切る方向で検討を進めることにします。

そういえばJ:COMからダイレクトメールで格安スマホの案内が来てたよなと思い出して調べてみますが、2年縛りで最初の1年は月額1980ということなのですが、肝心のsマホが公式サイトではカタログスペックを伏せていてよく分かりません。
よく調べてみたら何かすげー低スペックで、そのくせ機器代金で3万取るとかちょっとアコギではないかということで、却下します。
それなら別にそれなりのスペックの中華スマホを格安で入手してそいつに格安SIMをぶち込んだ方が安上がりでコスパ良いよねという気になって来ましてWebで調べることにします。

とにかく安いのを探してみますと、ASUSやXiaomiでもそれなりのスペックだと国内メーカー製ほどではないにしても結構良いお値段になるのでさらに深く掘り下げていきますと・・・

  

何かこれ良いかも!って感じのブツに行き当たります。
とことん安さを追求してここまで来ちまった代償にいろいろと信頼性の問題が出てくるわけですが、端末の当たりはずれは運否天賦としてクソ怪しい通信を勝手にするデフォルトで設定されたアプリどもはRootを取って削除しまくる他ないようです。
技術的に糞虫レベルなのでいろいろ心配ですがやるしかないとw

画面保護フィルムとスマホケースも一緒に買って消費税込みで1万2千円くらいでしょうか。

端末は仮にコレで行くとして、回線の方はどうするかが次の問題です。
MVNOの中でもお安くて便利そうなものを・・・とかムシの良いことを考えていろいろ探すわけですが、元よりスマホで動画なんか見ないしSNSとニュースサイトのチェックくらいしかしないので理論的には容量1GBのプランで十分、調べのつく範囲での最安値はFreetelのようなんですがDMMmobileはDMMポイントが10%還元されるとかで愚息がお世話になっている動画の方でポイントを利用可能ということであり、そこも勘案するとDMMも最安値レベルのようでこれが良いのかなあと漠然と考えているところです。

とまあ大体こんなもんかなというのが定まったところでAmazonでポチるとかMNP予約やSIMの申し込みをするかなあといったところです。

2016年11月1日火曜日

近情あれこれ。

1.地元ブックオフにて。
108円で2冊ゲット。
 

「プロ・アマ~」は時間があれば並べる用途に良いかななどと思うのですが、ここのところ全然並べてない癖にお前は何を言ってるんだと見えない敵からお𠮟りを受けてしまう今日この頃、まあそのうちやる気がおきるでしょうw

「戦いのコツ」は進級編ということで級位者向けの入れ物に入っていますが、各問の表題に重大なヒントが出ているだけで級位者に問うのはちょっと酷ではないかと思われる問題もチラホラ。
何せ108円のブツですからよくよく読んでみて今の自分にはあまり役に立たない買い物だったという話になっても、自販機で暖かい缶コーヒーを買ったつもりが押すボタンを間違えてキンッキンに冷えたコーヒーが出てきたくらいに思えばそれほど悔しくはあるまいという気楽さで買いましたが、思いの外役に立ちそうであります。

2.J:COMさん太っ腹。
スカパーが10日間無料放送をやるというので「おー、この期間に囲碁将棋チャンネルの番組でも見るかな」などと思っていたらネットの回線を契約しているJ:COMが11月中は88ch以上を見放題とのことで、日々搾取されている身なので時間は限られているけど見られるだけは見てやろうと気分が盛り上がってきています。
とりあえず11月1日の朝にチャンネルを合わせたら将棋の番組をやっている時間帯でしたのでいきなりズッコケましたが昼から囲碁の番組のようなので見ないと(義務感

本当はVODが良いのですよねえ。

3.借りる。
江戸川区立図書館のWebシステムで検索したら新着図書で入荷予定とのことで予約しておいたものが届いたとのことで、借りてきました。



いやお前低段だろ!というツッコミを自分でしてしまうわけですが(w、絶望的にハイレベルな問題に頭を抱えて半ベソかきながら借りた次の日に図書館に返却に行くという、うっかり「發陽論」を借りてしまった時以来の情けない有様を呈してしまいたいというドMな囲碁的な情欲がおヘソの下あたりからドックンドックン来まして借りてしまいました。
で、早速読んでみたのですが何てことはないごく普通の有段者向け手筋問題集でした。
うん、良い本ですね。

4.LegendGoServer
台湾のネット碁サービスであるLegendGoServerを導入してみましたがあまりパッとしないというか、人が少なくてやる気が起きないのでもうちょっと他を探してみるかなあというところです。

5.LeelaBot。
KGSで4dのLeelaBotがフリーソフトで公開されているという話なので導入してみました。
以前、KGSでHiraBotとして知られている平塚の囲碁のフリーソフトを試したことがありましたがユーザーインターフェースがかなり独特で使いづらくてあまり平塚で打つことがありませんでした。
方やこのLeelaはスマホの商用アプリ並みにはUIが整備されていて、勝ち進んでいくRatedGameがありまして、加えて既存の棋譜を読み込ませて分析させることも出来るようで使いようによってはいろいろ楽しめそうであります。


とりあえず9路からRatedGameを始めまして最強の囲碁のメダルチャレンジと同様に置石の数と思考ルーチンの強さでランクを調節しているようなのですが、置石はともかく思考ルーチンが強くなってくると九路で二子置いても普通に負けるのでなかなか油断なりません。

しばらくはこのLeelaBotで退屈しなさそうです。


2016年10月18日火曜日

棋力回復リハビリ。

ここ1か月くらいネトゲにうつつを抜かして棋力の維持のための努力と研鑽を放棄していた黒森さんでありますが、いきなりネット碁や大会に復帰してもいくらか下がった棋力では従前の水準では通用しないだろうということで、顔面神経麻痺でしばらく使わなかった頬の筋肉に低周波を打ち込んで無理やりビクンビクンと動かすが如くリハビリに努めないといけません。

ということでKGSのComputerGoRoomでBot相手にリハビリ対局するわけですが、4k~7kのAyaBotにやたらと勝ってしまったお陰で1dになってしまいバリバリのFakeRankじゃねえか弱っちゃったなあということで、自由対局専門のNeuralZというBotで打つことにします。
名前の通りニューラルネットワークのみで打つBotということで常時連番が振られた10くらいのアカウントがComputerGoRoomにいるので大体待たずに打つことが出来ます。
プロの棋譜を基にして大体3kくらいの棋力で学習元の棋譜に対して正解率が47%という学習結果は良いのか悪いのか。
AlphaGoがKGSの高段の棋譜を元にして確か63%だったか、やっぱDeepMind社半端ねーなということなのか、まあよく分かりませんw
KGS3kならもう少し打てるかなあと思われまして、レーティング対局をすれば4kへの降級に待ったなしではないかと桃割れます。
GreedyとProbabilisticと二つのタイプがあるらしく、Greedyは直訳すると強欲ということで焼きもちなタイプなのでしょうか。
Probablisticってのは確率性ということみたいなんですが、囲碁的にどういうことなのかよく分かりませんw
打ち比べるとGreedyの方が地合い先行型のような印象がありますが、本当のところどうなのかはさっぱりわかりませんw

2016年10月10日月曜日

ネトゲから帰って来る。

ここのところ1か月くらいはTree of SaviorというMMORPGに精を出していて、ほとんど囲碁をやってなかったのですが、シコシコとプレイしてレベル155まで上げたキャラの装備武器スカルボウ+1を間違って捨ててしまい、激しく動揺してプログラムをアンインストールして囲碁に逃げ帰ってきたというような次第であります。
ほぼ1か月の間、棋力の維持を怠ってきたわけで果たしてどのくらい力が落ちているのやらトホホというところですが、まあボチボチやっていきますかね。

とりあえず図書館から新着の棋書を二冊借りてきました。

 

「お悩み天国3」は相変わらずチクンさんの粋で酷い名回答が冴えわたっていて、何度も声を出して笑ってしまいました。
約1時間で読了しちまいましたが。

アルファ碁の解説書は予約順位二位ということで先客の貸出期間が終わるまで随分と長いこと待たされまして、やっとのことで借りられました。
こっちは流し読みで1時間で読了というわけにはいかない本なのでじっくり精読しないとイカンですな。
東京創元社の碁楽選書シリーズでこれだけが電子化されていて従来の碁客向けのみならず囲碁に詳しくない層に向けても広く売り込みたいという意図がアリアリと見えていまして、P.K.ディックの電気羊もどきな書名も一般受けを狙い過ぎた結果なのかななどと意地の悪いことを考えてしまいますw
それでもまあ、Amazonの囲碁カテゴリで和書のアルファ碁解説本が1位になっているあたり、未だにアルファ碁関連の話題の注目度は半端なく高そうであり、東京創元社の狙い自体は間違ってないんだろうなあとは思います。
書名の件では滑った感が拭えませんがw
1位になっている当該書籍は碁客向け棋書ではなく人工知能の解説本なんですけどね。

 

で、碁楽選書の方ですが、冒頭40ページくらいを費やして囲碁を全く知らない人に向けて基本的な囲碁のルール説明をしていますが、この後の絶望的にレベルの高い内容に対してどれだけ助けになるのか甚だ疑問だったりします。

そんなことで高尾山やメイエンさんが大盤解説で形成判断を間違えたあたりとか、アルファ碁定石、五線の肩ツキ、石塔シボリを巡るあれやこれやなど対局当時に物議を醸したところをこの本で検証してみるかなあと思っています。

2016年9月20日火曜日

KindleUnlimited解約。

お試し無料期間1か月を過ぎる前にKindleUnlimitedを解約しました。
前のエントリにも書きましたが、今後棋書が充実する見通しが持てないところがありまして、現状から新刊書や新規参入による取扱本の増加がないのであれば毎月980円のコスパはそれほど良いと言えるものでもないだろう、というのが主たる理由です。
コミックやグラビア写真集など読み飛ばすタイプの本がメインならいざ知らず棋書は精読してナンボでありますから月に何冊も読むことが出来るものでなし、紙でも電子書籍でもしっかり売り切りで確保するのがベターなのではないかなあと。

今後、マイコミがメインの現状から新規参入があるとか大きな変化があるようならそれから再度加入するので遅くはないだろうということで様子見ですね。

棋書とは関係ない話ですが、エロ同人誌をKindleUnlimitedに登録したサークルが初月にAmazonから200万入金されたという話で、ビデオデッキにせよVODにせよ突破口を開くのはいつもアダルトコンテンツであるなと深く首肯しましたw

2016年9月6日火曜日

名古屋・大阪遠征反省会。

1.写真をあまり撮らなかった。
この遠征中に撮った写真と言えばこの一枚だけというのは、せっかく休みを取って旅行に出たのに何をやっているんだという気もしますが、いわゆるSNS疲れするお兄さんやお姉さんみたいな入れ込み方もどうかとも思うのですが、それにしてもちょっと物足りない感じが後になってからするのであります。


大阪方面の人にはお馴染みかもしれない日本棋院関西総本部梅田囲碁サロンのカウンターに置いてあるゆうたん人形ですね。
梅田囲碁サロンには他にも井山さんをかたどったオブジェが置いてありましたね。
そっちも撮ればよかったと後になって後悔。

聖地喫茶マウンテンでもテーブルに出されるなりがっついてしまい甘口バナナスパの写真を撮り損ねてしまったのは惜しい気がしますし、どうも旅慣れてないというかスマホ慣れしてないところでいくらか損をしてしまったような気がするのであります。

2.もっと良い選択肢があった。
大阪で箕面~千里界隈をウロウロするのにレンタルサイクルを利用したのですが、シティサイクルというかママチャリというか、まあ普通の自転車だったので坂道の多い千里~箕面界隈でちょっと苦労したところであったのですが、阪急石橋で電動アシスト自転車を1回420円で貸し出していたとのことで、千里界隈から遠くはあるのですが移動がラクということでそっちも充分検討する価値のある選択肢だったかなあと今更ながら残念に思っています。
特に7月下旬の酷暑の中でチャリを漕ぐのはキツかったですからねえ。

3.一区切りはついたかなと思う。
名古屋はまたどうしても喫茶マウンテンで今度は甘口メロンスパを食べたいとかそういう気分になるとか、中部総本部所属の棋士が井山さんに挑戦して中部総本部で大盤解説会が開催されるとか何か無い限りは無理して行くこともないかなあと思っています。
あまり回れたわけでもないのですが個人的には名古屋はまあこんなところでいいかなあと。
大阪の方も前回回りそびれていた箕面今宮近辺と千里中央・北千里界隈を回れたので、これ以上無理して都合をつけて行くこともないかなあと思うようになりました。

4.次回遠征?
上述の通り大阪と名古屋はお腹いっぱいとまでは行かずとも腹八分目まで行きましたので、しばらくはもういいかなということで、じゃあどこか他に・・・と考えると実家の用事でコキ使われて時間を取られることが無いようにこっそり帰って思う存分松山であんなことやこんなことをしてみたいとも思うのですが、バレたら情の薄い奴だと身内から非難轟轟待ったなしであり、まあそう遠くない将来に松山にUターンせざるを得ない話になるかもしれないし、それからゆっくりたっぷりとあれこれするということでいいのかなあと半分諦め気味です。
あと近場で横浜で若干やり残したことがあるので近々にそっちは済ませてしまいたいのですが、遠征というほど大げさな話でもなく大した準備が必要でもないので、気が向いたときにやることにしておきましょう。
ということで目下とりたてて休みを取って夜行バスや飛行機の切符を予約して遠征をかけたい!というほどの目的地はないかなあというところです。

・囲碁が絡む何かがある
・夜行バスか飛行機、新幹線で乗り換えなし
・安宿がある

くらいで何かあれば休みの都合がつく範囲で遠征をかけたいと思うんですけどねえ。

2016年9月2日金曜日

借りたり読み放題とか。

平素からの行いが余程悪いせいなのか、毎週月曜火曜とお休みなのですが、先週今週と台風が来て動くに動けない、その前の週は最高気温37度で外を出歩くのは生命の危険を感じるレベルということで全然動けないでいます。
ブックオフ巡りとか神保町巡回や有楽町・市谷本院での腕試しとかいろいろやりたいことはあるんですけどねえ。

仕方ないので家に籠ってPCの前に寝転がって飴玉をレロレロ舐めながらエロサイトや2ちゃんのまとめサイトを巡回するとか思い切り頭の悪い休日の過ごし方ばかりしていると、こんなことばかりではイカンと思い、棋書に目を通したりするわけですね。
ということで、最近の棋書はこんな感じデスというお話。

全部読み切らないうちに返却期限が来て、延長しようと思ったら予約が入っていて延長出来なかったのですが、よっく考えるとKindleUnlimitedの読み放題に入っていたので後で改めて目を通すことにしましょうかね。



読む以前の問題として大場とか急場とか厚みとか半自動的に判断可能なことをまとめた本、ということでしょうか。

蔵書検索したら新着図書入荷予定とあったので予約を入れておいたのですが、いざ読んでみると小目の一間ガカリの周辺って扱う範囲が広過ぎて焦点が定まらないというか散漫という印象が拭えません。
木谷定石を5ページくらい、ナダレ定石に15ページ使い・・・廃定石とまでは言いませんが今ではほとんど使われない定石ではないかと。要らなくね?



取り扱っているテーマ図について深く掘り下げたかと思うとあっさり終わるものもありでどうもその辺の扱いのバラつきが気になって仕方ないかなあ。

同じく江戸川区立図書館で新着図書入荷予定になっていたので予約を入れているのですが、予約順位3位ということで、複数の図書館で入荷するということでもなければ、かなり長く待たされることになりそうです。



で、KindleUnlimitedの方なんですが、無闇に上限10冊まで手を広げずにまずはヨセとサバキの本を精読することにしています。

 

囲碁のカテゴリでは実質的にマイコミの棋書だけしかKindleUnlimitedのラインナップに入ってないという現状、他社も参加しないものかと望み薄なことを考えていたら、KindleUnlimitedの垂直立ち上げが成功し過ぎて客寄せ用の人気本に利用が過剰に集まり胴元のAmazonと出版社との間での利益分配に支障を来す事態となり、人気本が相次いで読み放題のラインナップから外されるという事態に発展、まあ囲碁は蚊帳の外の話なんですが、サービスそのものがまだ安定していないところでもあり、どうもいろいろと難しいみたいです。

日本棋院は自前の電子書籍サービスがあるのでKindleUnlimited参入はまず考えられませんで、NHK出版が月刊誌の囲碁講座テキストを数か月遅れでラインナップに入れていますが、単行本の棋書は電子化すらされていませんでこれまたスグには考えにくいようです。
誠文堂新光社や東京創元社、棋苑図書などもゼロではないにしても書籍の電子化が進んでいないところがありますもので、これまたスグには期待できないところであり、要はマイコミが例外的に書籍の電子化に猛烈に積極的であるということでしかないようです。

なのでまあ、実質的にマイコミオンリーでこのサービスをどこまで有用に使えるものか、というところですねえ。


2016年8月24日水曜日

名古屋・大阪遠征⑤。

12.阪急かっぱ横丁古書のまち。
10時前にホテルを出て、少しネットカフェで時間を潰してからかっぱ横丁の古書のまちに出撃です、が・・・棋書が無いわけではないのですが、どうもパッとしない感じでどうにもいけません。
仕方ないので早々に引き上げる結果となってしまいました。



現代囲碁文庫が750円で置いてあったりとかするんですが、既にヤフオクで買ったものだったりで巡り合わせがよくないというのもありましたかねえ。
まあ古書店で一見で掘り出し物をゲットするなんざ、なかなか有り得ない話ではありまして何度も通っているうちに「オッ!?」となるもんだろうということで、今回は仕方がないのかなあと。
そうそう行くことがある場所ではないのですが、また行く機会があれば・・・というところですね。

13.碁聖戦第三局大盤解説会。
で、もうやることが無いので近場で昼飯を済ませてから日本棋院関西総本部梅田囲碁サロンに行って17時に碁聖戦第三局大盤解説会が始まるまで待つことにします。
開始時刻までかなり間があるんですが、碁を打つなり幽玄の間の中継で観戦するなり何とかなるだろ、ということでw



行ってみたらば案の定、幽玄の間体験コーナーに人だかりが出来ていてみんなで件の対局を観戦しています。
難解極まりない対局を幽玄の間中継で観戦しながら、ああでもないこうでもないとみんなしてガヤガヤやるというのは有楽町や市谷ではちょっと考えられない風景です。
というかそもそも市谷にも有楽町にも幽玄の間体験コーナーは無いのですがね。

結局大盤解説会開始時刻まで対局などせずネット中継を観戦しながらキャッキャウフフすることになります。
今回の大盤解説会では間仕切りで隔てられた奥のホールではなく手前の一般対局用のホールをそのまま会場に使用するとのことでプロジェクター一式やノートPCなどのセッティングが始まります。

解説佐野貴詔七段、聞き手宮本千春初段のコンビで大盤解説会が始まりますが、聞き手の宮本初段が役割上PC操作を受け持つことになりプロジェクターに映された盤面とPCの画面ばかり見ていて客席側からだと背中しか見えないとかありまして、この辺は場数を踏んでいる東京本院の由香里先生や万妹、下坂二段などの立ち回りに遠く及ばないところなのかなあと苦笑いするところであります。
遠目に上品そうなお嬢さんだったのですがマジで背中しか見えなかったのが残念でしたw

19時過ぎには終わるかと思われた展開が最後の最後までもつれまして20時を過ぎても終わらないよ、帰りの夜行バスの時間は21時なんだけどそろそろ心配だなあと、いてもたっていられなくなりまして、大変残念ではあったのですが20時過ぎに途中退席となってしまいました。

14.そして帰路。
そそくさと夕食を済ませて駅の売店で土産物を買ってバス停に行くと大体バスの発着時刻でさほど待たずにバスが到着します。



21時過ぎに大阪駅前を出て、翌朝5時にはJR秋葉原駅前に到着となり無事に今回の遠征の完結となったのでありました。

2016年8月18日木曜日

KindleUnlimitedと囲碁。

月額980円で読み放題であるKindleUnlimitedのサービスが開始されまして、遠巻きにどんなもんかなと様子を伺っていたのですがいろいろ見るにコレはイケそうかも?ということでサービスに加入しちゃいました。
とるものとりあえずエロ本・・・ではなく棋書を何冊かセレクトするべなということで、同時に書棚に収められるのが10冊までということなので、ズラリと揃ったマイコミの棋書から近場の図書館に置いてないものを中心に4~6冊くらいの枠でローテーションさせれば良いかなあと思っているところです。
で、残りの4~6冊をエロ・・・いかどうかはともかくも雑誌やコミックの枠にしておけば良いかなあと。

囲碁書籍のカテゴリでマイナビの囲碁人ブックスを中心にKindle専売の囲碁書籍など147冊、あと雑誌のカテゴリでNHK囲碁講座が4か月くらい遅れて出ているようで、この辺から何を選ぶかな?というところですね。

  

とりあえず今日の所はこの三冊を選んでざっと目を通したところで力尽きましたw
出先でスマホで読むことが出来るように自宅のWi-Fi接続でダウンロードしておかないといけませんな。


2016年8月17日水曜日

ネット碁現況。


1.パンダネット反省会。
毎月15日はパンダネットのファン感謝デーということで無料会員の私も対局し放題ということで二局打ちました。
正直なところ内容はあまりよろしくないのですが、結果としては二勝しまして点数的には19530点になり、3級から3級★へ昇級しました。
ここから6つ勝ち越せば2級に昇級となるのですが、話が遠いなあw

2.KGS現況。
IDやランクが消えないように時々思い出したようにBotと打つ程度です。
AyaBotをいぢめ過ぎてうっかり1kに上がってしまい、海外の人たちがFakeRankなどと呼んで嘲笑するところのものと変わりない状態になっています。
まあそのうち無難なランクに落ち着くでしょう。

3.野狐囲碁現況。
3級で勝ったり負けたりで勝ち越してはいますが昇級出来るペースではない、という感じですね。
野狐の一桁級はレーティングシステム的に昇級しやすく降級しにくいところがありまして、結果として一つのランクの中での棋力分布の幅が広いというかまるで負ける気がしない人もいれば普通に勝てない人もいるという按配で、その辺は東洋とはちょっと違う感じですね。
そういったところで対局相手をえり好みすればある程度今よりも勝ち越すことが出来て昇級の目が出てくるところもあろうかと思うのですが、まあのんびりやりますわ。

4.消えるネット囲碁対局サイト。
1)weiqi.gs終了?
サイトにつながらなくなっていまして、FacebookのWeiqi.gsのページも閲覧出来なくなっています。
開発者に何かあったのでしょうか。
私の好みには合わない芸風の対局サイトでしたが消えてしまうのも淋しい話ですなあ。
何だかんだでKGS以外の洋物対局サイトで元気なのはOnlineGoServerということになるんですかねえ。
2)マイナビ敗走。
今日初めて知ったんですがマイナビが囲碁と将棋の対局サイト「囲碁将棋サロンHibiki」ってのをやっていたのですね。
2014年にサービスを開始していたそうですが、全く知りませんでした。
そして既に2017年1月にサービス終了予定という・・・実質3年で終了ですか、切ないなあ。
まあ事情があるにせよGoogleChrome非対応のブラウザベースの対局サイトとか有り得ないと思いますしサービス終了は残念ながら当然かと。

まあ両方ともアカウントすら持ってないのですが。

2016年8月16日火曜日

名古屋・大阪遠征④。

10.大阪第三ビル地下二階古書店街。
事前に調べてみましたら大阪3ビルの地下に古書店があるということなので、阪急古書のまちは火曜定休で全店休業のためそれは明日の水曜日に行くとして火曜日の今日のうちに3ビルの方に行っておくかと、そういうことにします。



大阪在住時に3ビルなんてサークルの絡みで一回しか行ったことないので今一つ不案内なのですが何とか迷わずにたどり着きます。
地下二階の端に数軒の古書店が並んでいまして、チケット屋と飲食がやたらとテナントに多い三ビルの中でもこの一角だけは独特の雰囲気を醸しています。
ただ囲碁の本を扱っているのがこの並びの中では汎書店一軒だけでちょっと残念でした。
とはいえ、現代囲碁文庫の「消し方の百科」を500円で購入、秀行さんと編集の相場さんが組むとどうも事典っぽくなってしまうみたいで、「置碁~白の作戦」が白からマギレを求める手を基本手筋事典のようにまとめていたのと同じく消しのテクニックが分類してまとめられていました。
これは良い本ですが副題に「初段の心得」とありまして、この本で紹介されている消しのテクニックを使いこなせたら初段どころじゃないでしょと苦笑せざるを得ませんw

 

11.貧乏旅行の強い味方。
買い物を済ませて、阿波座のホテルへと向かうことになりますが、梅田から御堂筋線乗換えだと夕方のラッシュアワーにモロに巻き込まれるので四つ橋線西梅田駅まで歩いて藤駅始発で空いた車両にゆっくり座って本町で乗り換えてホテルオクウチへと向かうことにします。



本町通りを挟んだ向かい側に大手スーパーのライフがありまして、折りよく夕刻でおつとめ品シールが惣菜売り場で目立ち始める頃合、晩飯やら食後のデザートやら飲料やらがっつり買い込んでホテルにチェックインします。
古い古い雑居ビルを無理やりホテルに改装したかのような、まあとにかく古いビルで空調から廊下からおよそホテルらしからぬ雰囲気がギュンギュンしております。
で、ホテルの宿泊室にしては妙にデカいというか無駄に広く、ユニットバスの浴槽がものすごく小さくて何かもう極端です。
初日が夜行バス、二日目がカプセルホテルということでお世辞にも満足に眠れなかった日が続いておりましたので緊張の糸が切れるとあっという間に睡魔が襲って来まして、19時にチェックインして持ち込んだ飯を食って、備え付けの地上波しか見られないTVでサンテレビの時代劇の再放送を見て21時には寝入ってしまいます。
朝5時過ぎに目が覚めまして、このホテルは門限1時で外出不可になり朝6時まで鍵がかかって締め切られているので6時になるのを待って外に出て牛丼屋で朝定食でも食べようかと辺りをウロつきますが阿波座駅東口界隈はコンビニばかりで朝から食べられるお店が見当たらないようです。
仕方ねえなあと思いつつ中央大通りを越えていくと100円ローソンの看板が目につきまして、ネット予約で一泊3800円でスーパー至近の上に100円ローソンが300メートルくらいの距離にあるとかとことんお財布にやさしい展開に感動しつつ朝飯を買い込んでホテルに戻ります。
今度また大阪に旅行することがあったら絶対にまたココにしようと誓いつつ飯と風呂を済ませて落ち着いてから三日目の行動をスタートさせます。
目的地はかっぱ横丁にある阪急古書のまちです。

2016年8月11日木曜日

名古屋・大阪遠征③。

7.チャリで爆走。
千里中央に着いたのが7時半過ぎだったか。
通勤ラッシュとは逆方向なのでゆっくり座って地下鉄に乗ることが出来ました。
まずは千里中央探索です。
バスターミナルの辺りはあまり変わっていないようで、学生のころによく打っていたパチンコ屋のサンエーとしんばしは二軒とも健在な模様です。
専門店街のセルシーとパルをうろついていると当時よく食っていたカレー屋さんが存命であることを確認、よし今日の昼飯はココにしようと腹に決めます。



さて昼までは二年前に大阪に来た時には旅程の組み方が不味くて回ることが出来なかった箕面と北千里の界隈をレンタルサイクルでウロウロするのだということで、大阪モノレールの千里中央駅下にあるレンタルサイクルへと向かいます。



最大一泊二日まで200円で借りられるというのは安上がりで良いなあと思うのですが、7月下旬の炎天下でチャリ移動とかやってらんないわよというところもまた事実で、北千里経由で今宮に出て石丸から白島・坊島・如意谷・箕面と回り市役所近くのブックオフに寄ったところで酷暑に心が折れて千里中央に自転車を返す進路を取ることにします。
あ、そうそう、ブックオフではパラ見した時点でビビッと電気が走るような棋書がありませんでしたので特に何も買わずに出てきました。

新御堂筋沿いの新船場繊維団地の坂道を虫の息になりながら上っていき、ゲーム屋があってちょくちょく寄っていた新千里北町の界隈に寄り道して千里中央に戻って自転車を返却して昼飯タイムとなります。

8.作戦変更を真剣に検討する。
ジャンボカレーはお釣りで300円返す時に「はい、300万円」とか駄菓子屋みたいなノリのお父さんがいたのですが、流石に現役を引退したようでしたがカレーの方は昔のまんまで、冷凍食品のミックスベジタブルと溶き玉子を炒めたのにカツがのせられて「ああ変わってねえなあ」と感慨にふけります。
昼飯を済ませて何気にスマホをいじっていたらポケモンGOがインストール可能なような表示がされていまして「アレっ!?」となります。

確か積んでいるメモリが足りないのでインストールできないはずなんですが・・・。
物は試しということでGooglePlayからインストールしてみたらアッサリとインストールが完了しました。
必要な設定を済ませて、最初に御三家のポケモンとエンカウントして・・・プログラムが強制終了してしまいます。
三回くらいこれを繰り返した末にやっぱりメモリが足りないので出来ないのだなという結論に達してアプリをアンインストールします。

まともにプレイ可能だったら北千里の碁会所に向かう予定が大きく変更されてしまうところでしたが、まあそうはなりませんでしたw

9.下痢腹抱えてフン戦するも。

自転車は返しまして、改めて阪急バスに乗って北千里駅まで移動します。



入口が郵便局のATMの裏側にあってちょっと分かりにくい北千里囲碁クラブで腕試しです。
「今回初めてなんですが」と申告したところ「おっ、新しい常連さん獲得か!?」と色めき立たれてしまったらしく、東京から遊びに来たビジターである旨を伝えると大層がっかりされてしまいました。
三局目くらいから冷え冷えのスポーツドリンクを飲んだのが腸に直撃しまして酷いおなか急降下に悩まされまして正直碁を打ってる場合じゃねえよという具合になり、5局目で切り上げとなってしまいました。
店の人にはいろいろと気を遣ってもらったのですが下痢腹が言うことを聞いてくれませんで夕方5時前には退出して阪急電車に乗って梅田を目指します。

予定よりかなり早い時間に碁会所を出ることになったので梅田に出てから大阪3ビルの地下2階にあるという古書店街に寄ってみようと思い立ちます。

2016年8月3日水曜日

名古屋・大阪遠征②。

4.駅近で厳しい洗礼を受ける。

折からの激しい降雨のため駅から距離のある碁会所は行き辛いところがありまして、なるべく駅に近いところということで、考えた末に今入っているネットカフェから目と鼻の先にある囲碁サロン暁というところにしました。



席主が同じ人なので2年前に名古屋で打った栄囲碁センターという碁会所が移転して来たところだと桃割れます。

で、棋力を三段と申告して打ちますがどれもこれもコテンパンにやられまして5~6局打って一つも勝てないザマで内容的にも不甲斐なくてどうにも良くありません。
名古屋で三段ということでは胸を張って言わせてもらえなさそうです。
まあ席亭さん曰くウチはランクが辛いとのことですが、そういうところでも通用するような素敵系三段こそ私が目指すものですのでさらに精進を積まねばならんということですね。

つか、待機中のネットカフェで野狐囲碁で4局打ちましたが二勝二敗で調子悪いなあとは思っておりましたw

それはともかくこれ以上打ってもあまり良い感じの内容の碁にならないということで、不本意ながら退散したのが夕方5時くらい、大阪行きのバスが出るのが20時半なので間があるねということで午前中に使ったネットカフェに舞い戻って時間を潰します。
また野狐囲碁で対局、今度は二戦二勝で内容を伴わないも一応白星。

20時にネットカフェを出ますが相変わらずの酷い降雨です。
傘を差さずに駅までは直行できますがその先のバス発着場までが厳しそうかなあと思いつつお土産に名古屋限定のカントリーマァムを駅の売店で買い求めます。



二年前に小倉トースト味のキットカットをお土産に買って帰ったら大層美味しくて半分くらいは自分で食べてしまったとか馬鹿なことをしたもんですが、今回も何か美味しそうですね。

5.リラックスシートは割と快適。
さて何とか雨の中、大阪行きのバスに乗り込みます。
やはり乗車率がとてもとても低い様子、この日の大阪行き最終便なのですが半分も入っていない模様。
まあ隣を気にせず寝られるのは有り難いことで、加えてリラックスシートで座席の背もたれのてっぺんからフードが出て頭をすっぽり覆ってくれるので非常に寝やすくて評価の高くなるところでした。
お陰様で草津かどこかのパーキングエリアでトイレ休憩した時以外はぐっすり眠ることが出来ました。
ほぼ定刻通り23時20分に大阪第四ビル前に到着、この時間にどこか油を売る場所があるわけでも無し、予約を入れておいたカプセルホテルに向かいます。

6.快適だが寝づらい。



風呂はデカくて快適、髭剃りから何から所謂アメニティーグッズはケチらず大盤振る舞いだしこれで寝心地が良ければ言うこと無しなんですが、寝具がイマイチなのと他の宿泊客が寝室に出入りする音が気になって仕方がないのがあってぐっすり眠れないのが困りものなんんですよねえ。
バスのリラックスシートの方が余程ぐっすり眠れたものなあと(個人の感想です)。

24時前にチェックインしてとるものとりあえず大浴場へ行き、サッパリしてから館内のコインランドリーで洗濯して一息ついたら午前二時過ぎでそこから寝床に就くも割りとスグに目が覚める、また寝る、また目が覚めるの繰り返しで結局カプセルホテルできちんと寝れたのは二時間ちょっとだったか。
チェックアウト時間の10時ギリギリまで寝るというのもアリだったかと思いますが、他のチェックアウト客の出入りする音で眠れなさそうな気がしたので、6時過ぎくらいにチェックアウトしてすぐ近くのやよい軒で朝定食を食べます。



東京にあるやよい軒に比べるとここのやよい軒はオーダーしてから出てくるまでにやけに時間がかかるよなあとか思いながらも手早く朝食を済ませたら地下鉄御堂筋線に乗って千里中央方面へ出撃です。

2016年7月28日木曜日

名古屋・大阪遠征①。

1.バス移動①。
名古屋行きのバスが出る東京駅鍜治橋駐車場に着いたら他のバスの乗客でごった返していまして圧倒されます。
まあ夏休みだものなあ。
10分おきに数台の高速バスが出発しましてなかなか賑わっています。

で、23時10分名古屋行きのバスに乗るわけですが、二階建てのバスで席数は多いのですが乗車率が半端なく低く、二階席は四席に一人の割合です。
まあ寝るときに周りを気にしなくて良いのである意味有り難いのですが、ウィラーエクスプレスはこの乗車率で大丈夫なのか、大きなお世話ながら心配になります。

琴電バスの松山行き夜行高速バスはいつ乗ってもほぼ満車で寝るときに随分窮屈な思いをするのですが、名古屋・東京の路線でこれだけ乗車率が低いってのも他社との競合によるものなのか、路線や運航会社が単に不人気なのか。

余計なお世話な話はともかく、ぶっちゃけあまり寝れませんでしたw
眠れたのは3時間くらいですかねえ。
バス移動での睡眠にはやはり無理がありますねえ。

2.名古屋前半戦。
午前7時に名古屋に到着、夜に出る大阪行きのバスの停留所を確認してから午前8時オープンの喫茶マウンテンに移動します。


前回は甘口抹茶小倉スパを完食したので今回は甘口バナナスパに挑戦です。
食べ始めてしばらくした後に写真を撮るのを忘れていたのを思い出したような次第で今回は現物の写真はナシです。
盛られたバナナはおそらく2本分くらいありまして、トッピングされている生クリームの量がすごくすごく多い上に大きめのお皿に極太のパスタがこんもりと盛られていましてWebによく転がっている写真からだけでは理解や共感が及ばない難易度の高さがあります。
前半戦はトッピングされたバナナと生クリームをやっつけて、後半戦でパスタと格闘することになるのですが、刻んだバナナが一緒に炒められていてこれが地味に腹と脳みそに効いてきます。
つーかもう胃と脳が拒絶するんですよね、食べ物としてのあまりの異次元さにw
しかし、せっかく有休を取得してまで名古屋に来て聖地マウンテンで遭難などという残念な結果は自分的には魂的なレベルで決定的な敗北をしてしまうことを意味しており決して許されることではありません。
朝の8時過ぎから何馬鹿なことをやってんだ俺はと悲しい気持ちになる部分がありつつも、外見的には至って平静を装いつつ内心では「頑張れ頑張れ、俺頑張れ」と自分を励ましながら根性で若干酸味を感じる味付けのパスタを口に運び続けます。
終盤は拷問というか罰ゲームを受けているかのような心境になってきますが無理やり口に運んで飲み下さないうちに会計を済ませましてスタンプカードに完食の証である登頂成功のハンコを押してもらいます。

ふう、今回も登頂成功したぜ!ということで霊峰マウンテンを後にして近場のコンビニで液キャベを買ってさんざん虐めた胃を労わります。
昼飯は出来れば美味しいものが食べたいなあ。

3.雨に降られる。
平素の行いがよろしくないと、こういう場面で雨に降られて難儀するなどあるものでして、午前九時くらいまでは小雨がパラつく程度でそうでもなかったのですが、名古屋駅前に戻ってきてみると傘があっても外出がためらわれるレベルの本降りになっていまして屋外を歩いて回る雰囲気がありません。
当初から予定通りではありますが、駅に至近のネットカフェで碁会所の営業開始時間まで休憩を取ります。
予報では早い時間に雨は上がるような話になっていたのですが、止むどころかますます降りが強くなってきます。
ここまで雨足が強いと行動が著しく制限されてきまして、いくつかある名古屋駅近辺の碁会所の中でも濡れずに行けるところとなるとかなり限られて来ます。

というところで続きは次のエントリにて。

2016年7月26日火曜日

名古屋・大阪遠征計画第二案。

1.宿を決める。
来週、名古屋・大阪方面に遠征をかける予定で行き帰りの高速バスはもう決めてあるのですが、宿をまだ決めてなかったということで、二日ほど宿を抑えました。
ネットカフェが安上がりなのはよく分かっているのですが、季節が季節だけに洗濯もしたいし、そうなると向こうでコインランドリーを都合よく近場に見つけられるかどうか分からんしなあということで、安宿を探してみました。
月曜夜に出発して火曜朝に名古屋に着き、火曜日夜に大阪に移動、その日の夜は以前泊まったことのあるカプセルホテルに泊まることにします。



23時20分に大阪に到着予定ということなので、大体のホテルが24時がチェックイン期限であることから梅田エリアで宿を決めざるを得ませんねえということで・・・。
前回泊まった時は他の客の出入りする音がうるさくてまったく眠れなかったので今回も心配ちゃあ心配なんですが洗濯とか入浴とか考えるとなかなかネットカフェで済ませるというのは厳しくてですねえ。

翌日水曜の宿は阿波座にある激安ホテルに予約を入れました。



各所のレビューを見るにワンルームマンションを無理矢理ホテルに改装したところらしく、多くを望まない人には「寝るだけならこれもあり。」、一定のクオリティを求める人には「酷い。もう二度と使わない。」と評価が二分されています。
大筋において「細けぇこたぁいいんだよ!」という人間なもので、後々後悔することがあっても大体は安い方を選んでしまう貧乏な人間特有の悲しい性でありますが、カプセルホテルと大差ない3800円で一応風呂トイレが付いた個室で宿泊出来るという話なら西成のドヤ街にある木賃宿でもない限りこれは一度泊まってみるしかないだろうと。

2.旅程を煮詰める。
木曜日は阿波座のホテルを出たら朝飯を済ませて阪急梅田駅の古書店街を巡回して、時間が余るようならネットカフェで待機して、日本棋院関西総本部梅田囲碁サロンで行われる碁聖戦第三局大盤解説会に行く算段でいます。
関西棋院でも大盤解説会がありまして、そちらでも良いようなものなのですが、関西総本部の方は聞き手に宮本千春初段がつくということで、ネットの囲碁界隈で宮本さん天使説を何度となく見かけまして、ニコ生でタイトル戦の挑戦手合が中継されると「記録係の子が可愛い」とコメントがつけば大体は宮本さんのことだよねとかありまして、この機会に是非是非モニター越しではなくリアルで天使たる宮本さんを見てみたいということで今回は関西総本部の方に行くことにします。
17時くらいからなので場合によってはどこかの碁会所で対局するのもアリかなあとは思うのですが、そこは古書店での棋書の取り揃え状況次第でしょうか。

3.実はもう出発済み。
このエントリを打ち込んでいる時点で既に名古屋で喫茶マウンテンで甘口バナナスパを完食済みで、碁会所の営業開始時間までネットカフェで体力とスマホのバッテリーを回復させている途中だったりしますw
出発までにブログを完成させるのが間に合わなかったんですねえw


2016年7月22日金曜日

松竹梅囲碁大会反省会。

対局とは直接関係のない事柄を箇条書きで。

1.やはり奴はいた・・・。
会場の反対側の方で初・二段戦の組み合わせで対局者の名前を大声で読み上げていたのですが、聞き覚えのある名前が耳に入ってきたので少し驚いて「あーやっぱり居たか」と思いましたw
二年前に四段免状を取得してるのは囲碁年鑑で確認済みなのですが平然と棋力を過小申告して参加するあたりは流石としか言いようがありませんww

少し早い目に対局が終わったので以前私にやったように整地を誤魔化したりしないか奴が対局している盤から少し離れた位置で監視の眼を光らせます。
盤の周りには3人くらい、一頃のように有志が10人以上で奴の不正を監視するような異常な光景はなくなったようですw

どうも奴の勝ちだったようで心の中で「チッ」と盛大に舌打ちしつつも遠目に対局カードを見たら二段戦に参加して二勝していました。
まあ奴はいろんなテクニックを使うので額面通り二勝と受け取れないところがありますが、それなりに勉強熱心なところもあるので実力というか成長は認めざるを得ないところですねえ。

以前見かけたときは四段免状取得者のくせに初段戦に参加していたのですが、その後に有楽町の大会で初段戦全勝でもして棋院運営サイドのチェックに引っかかったのか、今回は二段戦でしたね。
私が今回の松竹梅囲碁大会やお楽しみ囲碁大会のように有楽町で認定を伴わない大会に出る時は三段戦に参加するので、二段戦に出ているあいつと組み合わせられる可能性はかなりありそうかなと桃割れますね。

2.碁的最新号ゲット、そして・・・
カウンターに山積みになっていたので一部貰いました。
表紙を飾る黒嘉嘉さんは従来大きなおでこを広げながらクールビューティー路線をひた走っているのですが、今回の碁的のグラビアでは前髪でおでこを隠してガーリー且つキュートな路線で攻めてきておりまして、なるほど碁的らしいやと変に納得してしまいました。
そして会場に置き忘れてしまったらしく家に帰ってカバンの中を探してみたら影も形もありませんでしたw
パラ見した感じでは家に持って帰って入念に読むべき内容があったようには思えませんが、それでも何だか悔しいので(w、来週に旅行で中部総本部とか関西総本部に行く予定なのでそこで再度ゲットして今度は忘れないようにしないといけなせんな。

3.参加人数推測。
低段戦と「一桁級を目指すあなたのためのはじめての宝酒造杯!」というのが九階の有楽町囲碁センターで行われまして高段戦が十二階の催事スペースを借りてそこで、ということで一般対局はお休みでしたが会場は人でごった返しておりました。
そもそも級位者戦は別日程で6月に実施済みで今回は段位者の部だったわけですが、募集段階で定員300名とのことで、私が6月に事前申し込みした段階ではまだ定員までに余裕があったようなのですが、大会当日には枠はほぼ埋まっていたようです。
宝酒造杯系イベントは侮れませんねえ。

4.次回以降の大会について
日曜は動けないカラダになってしまいましたもので参加出来る大会が限られて仕方ないわけですが、直近に日曜以外に開催される大会はというと納涼宝杯というのが8月15日月曜にあるようですが、阪急納涼囲碁まつりの催事のうちの一つということだそうなのですが、会場が新橋ということで朝九時過ぎに仕事を終えて果たして無事に定刻である10時までに会場にたどり着けるのか正直心配でしてどうしたものかなあと。


2016年7月20日水曜日

松竹梅囲碁大会@有楽町囲碁センター。

有楽町囲碁センターオープン三周年記念ということで宝酒造協賛の松竹梅囲碁大会が海の日の7月18日にありまして、事前申し込みの上行ってきました。
結果から先に書きますと三段戦で三戦して1勝2敗でした。
1勝賞で焼酎の一刻者だったかが貰えたのですが、そもそも嗜んで酒を飲むような人間ではないので帰りの荷物でかさ張るばかりでおびただしく邪魔臭いということで「要らないです」と辞退して帰ってきました。

一局目は穏やかな老紳士と互先の黒番で。
相手に弱い石がいくつも出来てエイヤエイヤと気持ち良く追い回しているうちに気がついてみると全部シノギきられて地合いが心許ないとかいう最ッ高にマヌケな展開になってしまい、加えて毎度お馴染みの無駄に長考して持ち時間が切れちゃう寸前病を併発、そういう時に限って手のないところで無理に事件を起こそうとするけどやっぱりそんなことは起きなかったぜ!ということで単に普通にヨセるより何目損したんだよああオイラの馬鹿馬鹿というフルコースでそれでも時間切れにならずに終局整地まで行ったものの盤面一目多いけどコミを計算すると五目半負けでしたという結果に終わりました。
いやあ自分の未熟さが存分に味わえた一局でしたが内容的には非常にアツい対局でしたアリガトウゴザイマシタと礼儀正しく爽やかに終局後の挨拶が出来ました。

二局目は小柄だけどガッシリした体格のお爺さんと握って黒番で。
序盤が終わって小さな競り合いをしていたら相手の見落としで白の十数子をそっくり捕獲することに成功、見切りをつけるのが早い人ならサッとここで投げるところですがそこは大会ですからなかなか投げてもらえません。
広がったこちらの地に打ち込んで無理無理な仕掛けをしますが両コウで死に、事件になりません。
「あぁ~両コウなのかー」と言ってるので分かってる筈なんですが5回以上コウダテしてきまして、その都度ノータイムでもう一方のコウを抜き返すので事件など起きようがありません。
むしろ無限にコウダテとして使えるのでどこか別の場所でコウを起こす方が有望かなあと思うのですが、両コウにしつこくコウダテしているうちにこちらがトチ狂って変なことをしないか期待しているみたいで・・・んなことするかいなw
結局小ヨセまで行って事件を起こす余地なしということで投了となります。
地合いは盤面で40目差くらいだったか。

四年前くらいだったか、宝酒造協賛の松竹梅囲碁大会に出たときは二段戦で0勝3敗だったので今回は三タテでスットコボウズということは避けられまして一安心です。
まあお酒を嗜む人間ではないので一升瓶とかもらっても仕方ないんですけどねえ。

最終局は理知的な雰囲気漂う若いお兄さんと互先で黒番。
布石の初期段階で相手にミスがあって、地合いはこちらが20目くらい先行します。
が、ここでも無駄に長考して残り時間がピンチなの!という状況に陥りまして完全にテンパってしまいます。
小ヨセの段階にまで進みますが、こちとら目が泳いでいて細かい損が続きますが地合いはまだまだ黒リード・・・と思っていたらダメヅマリから黒地がセキになる事案が発生、ここで心が折れて投了してしまいますが、後でよく考えたら別に死んだわけではないのでまだ地合い有利だったかなあとも桃割れますが時間に追われるようになった時点でもうアカン話でありまして、これはこれで仕方ないねと思うのでありました。

ということで、一勝二敗の結果になりまして星勘定でいくとあまりよろしくない結果ではあったのですが、持ち時間の管理が地獄のように下手くそなのはさておき、対局相手の人とそれなりにエンジョイ&エキサイティングな内容の碁が打てたのではないかなと思うのであります。












対局内容と直接関係ないあれやこれやはまた別エントリにて。

2016年7月11日月曜日

名古屋・大阪遠征企画第一案。

7月某日(月)、夜勤明けで家に帰り風呂・飯を済ませてから身支度して寝る。
東京駅鍛冶橋駐車場を23時10分に出る夜行バスに乗るので21時半に家を出る算段になりそうでしょうか。
貧乏旅行のベストフレンドであるWillerのバスを予約しました。

ポイントアフィリエイト

安いのは良いのですが、トイレがないバスが多くてションベンが近いおっさんには何かと厳しくて使えねえなあと常々思っていたのですが、いつもはちょっとお高い価格設定になっているトイレ付きのバスが特価になっているのを運良く見つけることが出来たので予約します。
4列なので快適というわけにはいかないのでしょうけれども、それでも名古屋まで2500円は安いなあ。

7月某日(火)、午前7時に名古屋駅前に到着。
ドラッグストアで大正漢方胃腸薬などを買ってから朝8時から営業開始の喫茶マウンテンへ巡礼、前回は甘口抹茶小倉スパで遭難寸前まで行くも根性で完食して登頂に成功したので、当日の体調が良いようなら今回は甘口バナナスパにするかなあとか思案中です。
首尾良く完食したら間違いなく身も心もボロボロになってしまうと桃割れますので午前中はネットカフェで静養しつつ時間を潰して碁会所の営業開始時間になったら出撃して名古屋で三段で通用するかどうか二度目のチャレンジです。

どこに行くのが良いのかは当日までゆっくり時間をかけて検討することにしましょう。
本当は日本棋院中部総本部の一般対局場が良いのですが、あそこは木曜日と土曜日しかHAPPY有段者クラブという有段者が飛び込みで打てる環境が整わないらしいので、火曜日に名古屋でということになるとどこか別の所を探さないといけないみたいなんですよねえ。

それでまあ夕方まで打ったら20時30分名古屋駅前発の大阪行き高速バスに乗って23時20分に梅田に到着する予定です。
名古屋で泊まって朝イチで名古屋に移動するか深夜に名古屋を出て早朝に大阪に着くバスで移動するか、ちょっと考えたのですが翌日の行動の自由度が高くなるように当日中に大阪に着く最終便で名古屋から大阪に移動して大阪で泊まることにしました。
深夜バスだと5時間くらいなのですが前述のトイレの問題がありましてちょっとツラいんですよねえ。

それでまあ終電前に大阪に着いて梅田のカプセルホテルかネットカフェで一夜を明かすことになるかなあと。
夏の盛りに旅行することになるのでカプセルホテルの浴場とコインランドリーがあった方がいいかなあと思うのですが、ネットカフェで有料でシャワーを浴びて安上がりに済ませて洗濯は別のところで済ませる・・・んー無理があるかなあ。

7月某日(水)、前日夜からの宿泊先をどこにするかまだ決めていませんがとにかく朝から大阪で行動開始。
今のところ早朝に千里中央に出てレンタルサイクルで自転車を借りて、前回大阪に遠征をかけたときに回ることが出来なかった北千里から今宮を経由して箕面界隈をぐるぐる回ってみるかなと思っています。
200円は安いな。
まあ天候によってはそういうのが難しくなることも考えられますが。

この日も昼を過ぎて碁会所の営業開始時間になったらどこか碁会所で腕試しをする予定なのですがどこにするかはいまのところまだ決めておりません。
午前中の出先に近い箕面や北千里が良いのか、大阪市内に戻るのが良いのか、はたまたどこか良い別の所があるのか・・・。
とにかく夜まで碁を打つ!ということで夜になったらネットカフェかカプセルホテルで宿泊です。

7月某日(木)、この日も当初はどこかで碁を打つ算段だったのですが阪急梅田駅に古書店街があるという話で、梅田界隈にも古書店が点在しているということなのでそっちを回ってみることにするかなあと、この辺は現在思案中です。
どちらにしても夕方から碁聖戦第三局の大盤解説会が日本棋院関西総本部梅田囲碁サロンか北浜に移転した関西棋院のどちらかで行われると桃割れますので、切りの良いところで会場へ行くことになります。
21時05分に大阪駅から出る夜行バスに乗ることになっているのですが、発車時間に間に合わなくなるほどに対局が長引くということは考えにくく、まあ大丈夫じゃないかなあと。
もっと遅い時間に出るバスも当然あるのですが、東京へ到着する時間が通勤ラッシュとモロに被るので出来れば早朝に都内に戻りたい・・・ということで、4時54分に秋葉原駅に到着、朝6時には家に帰りついているという算段です。

ということで、ああでもないこうでもないと考えるのであります。

2016年7月6日水曜日

諸事雑感。

早いもので2016年も7月に入りまして後半戦に入ったわけですが、何だとてもかキリが良いのでいろいろと頑張るのはもう来年からにしようと心に決める今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

1.Windows10にアップデート。
7月下旬でもうWindows10への無償アップデートが出来なくなるという話は以前から聞いていたのですが、従来動作していたデバイスやアプリがWindows10にアップデートしてからウンともスンとも言わなくなって阿鼻叫喚という類の心温まるエピソードをいくつもいくつも聞いていたので、蛇のようにしつこく「Windows10にアップデート出来ます」という通知が表示されてもスルーしておったのですが、期日を過ぎると有償になるよという話でしたのでギリギリのタイミングで渋っていた年貢を納めることにしようと心に決めておりました。

ダウンロード開始から3時間くらいかかったでしょうか、ようやくアップデート作業が終わってマウスとキーボードがちゃんと動作することを確認、続いてエロ動画用のプレイヤーやネット碁のクライアントソフトなどが問題なく動作することを確認します。
KGSはCGobanHackedが正常に動作、英語ゼムとWbadukも問題なし、ユーキャン囲碁ネットや野狐囲碁も問題ない模様です。

人柱の報告を聞いて拙速な移行を控えた結果、無用な混乱を避けることが出来たのかなあと今のところは思っています。

2.図書館月報。

新着図書ということで借りてきました。
書名を見ると山部俊郎先生の「初段への条件」という本が私が生まれる前に東京創元社から出ていたのが想起されますが、あの本は内容的には初段を通り越して低段向けの内容を多く含んでおりまして初段免状を取得する前の私がアカシヤ書店で立ち読みして「ヒエッ・・・」と戦慄したのが思い出されます。
さてこの新刊の方ですが、書名は「初段の条件」になっていますが中身は初段手前の級位者が固めておくべき基礎という感じでして、奥付にあるアルファベットで綴られた原書のタイトルを見るに韓国で3級レベルの内容の棋書を日本語に訳してかなり適当に邦題をつけたのではないかな?というくらい日本の初段レベルより少し低い目の内容になっているように思います。

 

さらに新着図書で入荷予定の二冊を現在予約中です。
 

小長井さんの本はいつも高目の背中で打つ私としては厚みとか模様とか言われるものとは切っても切れない関係にありますもので何かの役に立ちそうな雰囲気が濃厚に漂っているなあとかムシの良いことを考えてしまいますねw
ハスキーなダミ声に定評のある小松の親分の裏定石の本は市ヶ谷本院の売店でパラ見したのですがドギツいハメ手というよりは頻用される定石から予め研究済みの変化に誘いこんでこちらペースの進行に持って行くという感じで今一つ邪悪さに欠けますが、パンチ力のある進行も含まれているみたいなので時間を取ってがっつり読み込んでみたいかなあというところですね。

3.名古屋・大阪再遠征企画中。
今度入った会社は誕生月に有給を1日余計に取得できるということらしく、母性的で人に影響されやすいB型かに座の私はそうです7月生まれなんですよということで下旬に一発有給を絡ませまして名古屋関西方面にまた遠征をかけるかなあと現在思案中です。
この時期に囲碁的に面白い話があるエリアがあるならそっちに遠征をかけても良いのですが特に見当たらないんだよなあということで、松山に帰るのも芸が無いし名古屋と大阪をウロつくのが良いのかなあと夜行バスを調べているところです。
梅田で碁聖戦第三局の大盤解説会があるのでそれを絡めた旅程になるかなあ。

2016年6月22日水曜日

ネット碁いろいろ。

1.その後のweiqi.gs。
大きなところではCorrespondenceGame、いわゆるボード碁に対応、細かいところでユーザーインターフェースの修正などなどあるようなのですが、今のところ個人的にグッとくるものが無いのでユーザー登録などせずに遠巻きに眺めています。
登録アカウント数が200弱ということで私と同様に様子見の人が多いんじゃないのかなあと桃割れます。



今のところは「とりあえず作ってみた」という域を出ておりませんで、制作者の「俺が思うところの最新技術を駆使しまくった最高にイカす囲碁対局サーバーってのはコレだ!」っていう強い方向性が打ち出されていない感が否めません。
でも興味を持って今後に期待している人は多いと思うんですよねえ。

2.野狐囲碁その後。
Tygem(東洋囲碁)やCyberOro(幽玄)に代表される既存の韓国製囲碁対局サービスに強くインスパイアされつつ中国人からの視点で機能を取捨選択の上で潤色した野狐囲碁ですが、韓国の既存のサービスと比べると一長一短ありまして一概に優劣を言えない感じがあります。

1)鯖的大艦巨砲主義?。
TygemやOroでは日本・韓国・中国など国別、高段・低段・上級・低級など棋力別に鯖が分かれていることが多いのですが、野狐は基本的に巨大な一つのサーバーで国や棋力を問わずに全てのユーザーを収容しています。
これも良し悪しありまして東アジア地域がいわゆるゴールデンタイムともなれば1万人を超えるログインユーザーが一つの鯖にひしめき合いまして、ログインユーザー数が一番少なくなる早朝の時間帯でも大体2000人くらいがログインしているので対局相手を探すのに苦労しません。
東洋囲碁の日本鯖のようにユーザーが数十人しかいなくて何だかなあって感じになることはまず有りませんし、幽玄の日本室のように対局となればいつも同じような面子ばかりで変わり映えしないというようなこともありません。
しかし、混雑する時間帯ともなればユーザーの読み込みやらなにやら処理が重くなってるなと感じることが多々ありまして、これはこれで鯖を分散させた方が良いのだろうなと思わざるを得ません。

2)観戦主体?。
どうも日本棋院と韓国棋院と正式なライセンス契約を結んでいるようで、国際棋戦や各国の主要なタイトル戦の中継をやっていまして、各国トップ棋士による国際親善対局なども主催していることから、観戦ユーザーが非常に多いようです。
なので幽玄日本室のようにログインしているユーザー数の割には対局相手が見つからないところがありまして、その辺がサクサク見つかるTygem(東洋)との違いでしょうか。
まあ見つからないワケではないので、そこまで気にするほどの話でもないんですが・・・。

3)昇降級システム
東洋囲碁のランクシステムを昇級しやすく降級しにくいように調整を入れたもので、ランクの棋力目安としての面を妥協して、一度昇級したら維持しやすいランクでユーザーにおもねる割り切った姿勢をどう評価すれば良いのか判断に困るところですw
まあ地獄絵図となっている東洋の二桁級のことを考えると野狐の級ランクの昇降級基準はこれで良いのかと思いますし、段ランクともなれば東洋とさほど変わりない条件になるので、東洋に比べると多少甘くなるのかなと思いますが、それはそれで受忍できないほど問題がある話でもなかろうとは思うのであります。



4)中華的マナー。
中国の囲碁サイトなのでユーザーの95%は中国の人なわけでして、Tygem(東洋)でもOro(幽玄)でもよく見かける終局拒否や放置して時間切れギリギリになると戻って来るなどあの手この手のワンダーランドがありまして、なかなか一筋縄では行かないところがあります。
ある程度覚悟が必要かなあと割とマジで思いますw
まあ中国のユーザーだらけだった英語ゼムのWorld鯖で慣れてるので「まあこんなもんか」で私は済ませているのですが、免疫がない人だとかなりキツいと思いますw

5)無料会員の扱いについて。
ブラウザの設定で表示言語の優先順位を英語が最上位になるようにしているためか、アメリカ人扱いされていて何だかなと思うのですが、ともかく無料会員扱いされています。
有料会員じゃないと出来ないことというと、解説付きプロ棋譜の閲覧や東洋囲碁で言うところの囲碁ポイントにあたるFoxCoinを使っての対局へのBET、コミュニティの新規設立、問題集の解答を見る、などなどありますが対局に関連する基本的な機能に対しては特に制限をかけられていません。
なので幽玄や東洋の無料会員で感じる不便さというのは基本的に野狐の無料会員では無いと言えるでしょう。

とまあそんなことで既存のネット碁サービスと比較すると一長一短ありますが、幽玄や東洋をよく研究した上でのサービスなのでそれらに大きく劣るということはありませんで、なかなか良いのではないかなと思います。
ただ、何せ中国製のアプリケーションをPCにインストールすることになるので、世の中にあるあんれやこれやの事例を見るにとてもとてもそんな恐ろしいことは出来ないよというのであれば、無理にお勧めするものではありませんw

まあ私みたいに複数のネット碁サービスを掛け持ちでつまみ食いするような人には野狐は大層魅力的に見えますもので「自己責任」でやってみようということになるのですよね。

3.DeepZenGoProject進捗状況。
19日にKGSのComputerGoRoomにzen19Aが新規に登場、ガチ高段者やBot専門のプレイヤー相手に打ちまくりまして、21日までの三日間で92勝43敗でランクは8dをキープする結果となりました。
ドワンゴと日本棋院の協力を得てプロジェクトを立ち上げてから3ヶ月にまりますが、当初のKGS6dからzen19Xが7dで今回のzen19Aが8dということで着実に強くなってきているのが分かりますね。
去年の10月にFanFui二段と対局した頃のAlphaGoに匹敵する強さを実現するというのが当初の目標でしたので、zen19Aの登場を見るに9月までにこの目標を大きく上回る成果を上げても何ら不思議ではないと思えます。
出色はKGSトッププレイヤーランキング1位のkingmaker9dと5局打って4勝1敗で勝ち越したところにありまして、置石無しで打つ分にはもはやKGSに敵はいない模様です。
ただ置碁で白番に回ると百戦錬磨のBot専門プレイヤーたちがあの手この手でモンテカルロの隙を突いてくるようで黒番で14勝4敗に対して白番で78勝39敗、黒番ほどには勝率がよろしくないようです。
Botの癖を知り尽くしたある意味猛者たちの手でzen19Aの課題が浮き彫りになり穴がどんどん埋められて行き、どんどん強くなっていくのでしょうか。
楽しみですねえ。


2016年6月15日水曜日

本因坊戦第四局大盤解説会。

上手い具合に休みの日と重なってくれましたもので市谷の日本棋院本院で行われた本因坊戦挑戦手合第四局の大盤解説会に行ってきました。

13時半過ぎに市谷に到着、まずは一般対局場で腕試し、点数制350点のところが1勝1敗でプラスマイナスゼロ、もう一局やっても良かったのですが16時から始まる大盤解説会に引っかかってしまいそうな微妙な時間になったので切り上げることにします。

1局目は互先で白番、序盤は微妙な感じでしたが中盤からガシガシ石を取って中押し勝ちです。
カードを新しく作ってから白星が5つ続いている形になっているのでそろそろ係りの人に見咎められて点数を上方修正されそうな雰囲気が漂ってきます。
中期的目標である四段の基準点356点の達成をそういう形で迎えるのは有難味がないというか著しく達成感に薄いので出来れば勘弁してほしいところなんですが・・・

2局目は頭頂部に人工物的な不自然さを感じるお父さんと互先で黒番、仕掛けて弱い石を追い回す展開になるも、追いかけ方が薄かったもので切り返しを食らって黒石がつぶれてしまい、いろいろあがきますがどうにも出来ず投了になります。
まあこの辺で黒星が一つ入ったことで点数の上方修正が避けられたということで安心するべきなのかとか無理矢理ポジティブな方向に話を捻じ曲げることにします。

せっかく棋院まで来たのでキミオさんが過激な相談をしているとか言う今週の週刊碁を買って大盤解説会が始まるまでの間読むことにします。




二階の大ホールから三階のA室に行きますとお兄さんとお姉さんが会場の準備中で開場までもう少しかかるとのお話です。
後でよく考えたらお姉さんの方は巻幡三段でした。
解説・聞き手と司会進行は別の先生でやるのですな。
お兄さんの方もおそらく棋士ではないかと思われますがそこまで詳しくないので分かりませんでした。
16時開始なのですが会場に来てみれば既に高尾山が投了しているとのことで配られた棋譜は終了までの総譜になっています。
時間まで週刊碁に目を通すつもりだったのですが、会場のテーブルに盤と石があるので並べてみることにします。
時間になって解説会開始、肝心の対局が早々に終わってしまったこともあってか入場者が20人もいません。
解説の木部夏生二段と横塚力初段が二人で初手から大盤で来場者からの質問に答えつつ様々な変化を検証しつつ解説を進めていきます。
序盤でしくじった黒番の高尾山が挽回するチャンスを求めるも井山さんが反撃を完封しましたねということで、17時半には大盤解説会が終了してしまいます。
128手の短手数でもう対局が終わっているので、ベテランの先生のように世間話で間を持たせるのも難しいということで約90分で終了です。
低いテンションで時折シニカルに笑いを取る横塚初段と厳しく懇切丁寧な木部二段の解説でマシンガンのように進めていましたからねえ。

次の一手クイズをやるつもりが終局済みなので用意された景品は完全なる抽選ということになりまして、予め用意された扇子・色紙等の景品と解説の木部二段・横塚初段の色紙が各一枚を17名の入場者で抽選するという当選確率が異様に高い話になります。
扇子と秀芳さんの色紙の抽選が終わってここまで私の名前が呼ばれないので今回もボウズかと半ばあきらめていたところ、高尾山の色紙で私の名前が呼ばれまして大当たりとなります。



老子からの言葉でいろんな解釈が試みられているようですが、大雑把に言うと「世の中の俗事に対応しつつも理想を忘れない」みたいな意味らしいですね。
囲碁の黒白と絡めて高尾山が書道の先生からお勧めされた成句みたいですね。
この高尾山の色紙のあとに横塚初段の色紙「中押」と木部二段の色紙「初心」の抽選となり、次の一手クイズ変じて抽選会が終了しお開きになります。

二階の売店で武宮さんが名人だったときの色紙が二万円くらいで売られていたのを見て「ヤフオクで高値で(ry」とか罰当たりなことを考えたりもしましたが、ここは一つ家宝として棚にしまっておくかと考え直します。

行き帰りにブックオフやら神保町の古書店で例によって格安棋書を探しまして、今回はこの1冊を地元の大杉のブックオフにて260円で。



取り上げている定石の選択が妙にマニアックなように思えまして、読んでいてそこそこ楽しかったりしますw
定石の細道を少し奥まで分け入ったところの内容なので級位者にはあまりお勧めできませんで、初段を取ってさらにそこから先に挑戦するような人にお勧めなのかなあというところ、トンがった内容の本ですねえ。

他店の取り扱い状況を見るに、棋院のポケットシリーズの新書はブックオフでは260円で売られるケースが多いようですので、これまで以上に新書の棚をこまめにチェックせにゃならんようですね。

ということで、また上手い具合に休みの日に大盤解説会があるようでしたら是非行ってみたいと思います。

2016年6月8日水曜日

近状いろいろ。

1.買う。
東小岩のブックオフで108円の本を買って帰ります。

 

20年前の本なので経年劣化がそれなりにありますが、優・良・可・不可で可のレベルかなあというところ、108円なら炎天下に間違えて自販機で温かい飲み物のボタンを押してしまったと思えばさして惜しくもないかなあと。
というかもう殆ど病気で、別に囲碁の本が読みたいわけじゃなくて108円とか二束三文の棋書を買って読んで謎の達成感を得たいんだよ!という努力の方向音痴とでも呼ぶべき状態に陥っているのですが、人様に迷惑をかけない範囲でやりますので大目に見て頂ければ幸いですね。

そして松島のブックオフで108円でこちらを購入。

 

家に帰って本棚を見たら既に並んでいましたw
駄目じゃん、二冊目買ってどうするのw
棚の肥やしにしてちゃんと読まないからこういうことが起きるわけでw
まあ108円だから経済的には損害軽微なんですが間抜けな話ですねえ。

2.借りる。
江東区立東陽図書館で1冊。
ざっと目を通してみたら割りと良い本だったので借りることにしましたが、平本メソッドに沿って脳内碁盤を云々は無視して淡々と解く作業になりそうです。

 

3.リアルで打つ。
有楽町定期棋力測定ということで例によって自転車で永代通りをひたすら西進、永代橋を渡ったら鍛冶橋通りに入って有楽町へ向かいます。

一局目は好人物そうなお父さんと定先の白番、最初の隅で殺されますが、あと二隅で殺し返すという物騒且つ大味な碁を展開、50目くらいの勝ちになります。

トイレ休憩を挟んで二局目はシルバーな感じのご婦人とコミなしの白番、厳しい戦い無く囲い合いと狭め合いを繰り返して、目算したら細かいけど白有利かなと思っていたら果たして白三目勝ち。

ちょっと長い目に休憩を取って三局目はリタイヤ済みとおぼしきお父さんと互先で白番、全体的にこちらが薄いのが気になるけど地合は結構良い勝負かなと思っていたらポカで隅が死んでしまい私の中押し負けになります。

こういうポカが出てくるのは集中力が切れている証左であるなと判断して四局目以降頑張っても良い碁・面白い碁は打てそうに無いということでここまでで切り上げて帰ることにします。
今日は全体的に大雑把な碁になったけど指運で白星が二つ転がり込んできてくれたような感じでしたかねえ。

ということで、点数制で350点のところが二勝一敗で点数が一点伸びて351点ということになりました。
内容はさておき何だかんだで対局カード上では白星が六個くらい続いていたので、そろそろ係の人に連勝街道ばく進中なのを見咎められて点数を上方修正されそうな頃合だったのでこの辺で黒星が一個つくのも悪くないというか、点数の上方修正で四段の基準点である356点を達成とか今ひとつ達成感に欠ける話は出来たらご勘弁なので丁度良いのだよとか不本意な負けの悔しさを紛らわせたりw

上手く休みが予定通り取れるようなら来週の火曜に市谷本院の一般対局場で腕試ししてから本因坊戦第四局大盤解説会というコースが可能になりますので、詰碁でも解いて力を養っておくとしますかね。

あと、カウンターの中にいる係の人に7月18日予定の宝酒造協賛松竹梅囲碁大会の有段者の部はまだ定員が満杯になって受付を終了しているようなことがないですか?と聞いてみましたらば、お兄さん二人して色めき立って「あなたみたいな人を待ってたんですよ!」という感じで「まだまだ定員まで余裕があるので絶賛受付中なんですよ!何なら今ここで申し込みをしちゃいますか!?」というような話をされますもんで、熱意に応えて申し込みしておきました。
例年だと早い時期に定員一杯になって応募が締め切られることが多かった松竹梅囲碁大会ですが、今回は級位者の部と有段者の部を別日程に分けて開催することから、6月7日現在では少なくとも有段者の部はまだまだ定員まで余裕がありそうな雰囲気でしたので全然間に合うかと思われます。

大会当日は夜勤明けノー残業ということで申告しておかないとイカンですな。


2016年6月1日水曜日

Weiqi.gs。

米欧で技術を持った変態が新しくオープンソースの囲碁対局サイトを立ち上げたそうで、その名を「Weiqi.gs」というのだとか。
最新のWeb技術の粋を集めて作ったブラウザベースの対局サイトということで、OSとブラウザを問いません。

向こうでは数学者やプログラマに囲碁愛好家が多いらしく、ブラウザベースの囲碁対局サイトの決定版が未だ出ていないことに不満を持つ人がチラホラいるようです。
bitzi氏もそんなプログラマの一人であり、鳴り物入りで立ち上げたKaya.gsは消滅し、KGSの脱Java・html5化の作業は遅々として進まず、Nova.gs(OGS)は彼の正直な意見としては腐ったユーザーインタフェースで話にならない、ということで現状に対して強い強い不満を持っていたのでした。
そこで技術のある変態であるbitzi氏は「もういい、ブラウザベースの囲碁対局サイトの決定版を俺が作る!」と立ち上がり数ヶ月に及ぶ作業の末に出来たのがこのα版・・・一応碁が打てる以上のものではない段階ですね、これは。

開発者も「まだ出来たばかりでこれからいろんな機能を追加していくから待っててね」みたいなことを言っているので、素直に待ってみますかね。

特徴的なのは立ち上げ当初からオープンソースでして、確かKaya.gsは資金が枯渇して開発を投げ出す寸前にオープンソース化したような覚えがありまして、立ち上げ当初からってえのは最近では珍しい気がします。
あと、持ち時間はフィッシャー方式でいわゆる一手×秒の時間管理は未対応とのことです。
レーティングアルゴリズムはGlicko2を採用とのことで、この点は正直よく分かりませんw

とにかく出来たてホカホカのα版サイトなので登録ユーザー数もやっと100人とかそんな感じですが、開発者がブラウザベースの囲碁対局サイトの決定版として自信を持って送り出す機能の数々が「マジでスゲえ!!11」ということなら人がわらわら集まってくると思われますので、お手並み拝見ですね。

あくまで個人的な意見ですが(予防線)、私はOGSのかなり独特なユーザーインターフェースがしっくり来ないもので、weiqi.gsにはOGSとは違った方向性を見せてもらいたいなあと期待しています。

2016年5月31日火曜日

野狐囲碁。

ネットで野狐囲碁という四文字を見かけることがあるのでどんなものなのか導入してみました。
数年前にに出来たネット碁サービスのようなのですがOGSや爛柯囲棋(LKGS)のようにhtml5じゃなくてわざわざクライアントをインストールするタイプでして、時代に取り残されてねーか?と思うのですが、どことは言いませんが米欧あたりの尖がったプログラマが最新のWeb技術を駆使した微妙な出来上がりの対局サイトでプレイするよりも、ちょっと古びた既存の技術を使いこなしたクライアントソフトをインストールしてどこかで見た覚えのある安心感溢れるユーザーインターフェースで碁を打つ方がユーザーも良いんじゃないの?という提案もアリなのかなあと思うところです。
ということでクライアントソフトをインストールしてアカウントを作成してログインしてみると、物凄く東洋囲碁っぽい見た目のユーザーインターフェースがお出迎えしてくれます。
















さて登録時に棋力を指定したのですが関係なく三段で始めさせられました。
どういうことなの?
あとブラウザの言語表示の優先順位の最上位を英語(英語)にしていたためか、アメリカ人扱いされてしまいました。
そこは自動判定じゃなくて任意に入力させようよ・・・。

仕方なく始めた一局目は三段同士での対局ですが、向こうさんもいきなり三段に放り込まれて困っているクチなのかも・・・というくらい互角っぽい勝負になりますが見落としで尻尾の数子を切り落とされて投了します。
負けるとメッセージボックスが出てきて「棋力を変更できます!どうしますか?」と聞いてきます。
とりあえず三段で一局打たせて負けたらやっと任意に棋力登録出来るようになるのかよ・・・やる気が失せるなあ。
その後棋力を再設定してもう一局、9路でもレーティング対局出来るみたいだなと確認。

東洋や幽玄では有料会員限定の機能やサービスも大部分無料で享受出来るようでその点は安心ですね。
今後実装予定の機能ボタンで交流広場とかありましてミニミニSNSみたいなことも視野に入っているみたいです。

ユーザーは95%が中国の人で昼夜を問わず数千人のユーザーがいますが、人数の割りには対局が盛んというわけでもないような印象がありまして、プロの対局の中継を無料ユーザーにも解放しているので幽玄の間のような観戦メインのユーザーが多いのかしらとも思うところです。

さてお試しで入れてみましたが、入れ込んでやってみたものだか一見さんで通り過ぎたものだかちょっと様子見ですね。


2016年5月27日金曜日

本因坊戦第二局大盤解説会。

上手い具合に休みの日と本因坊戦第二局の大盤解説会がある日が重なってくれたのでこれは行くしかなかろうということで、例によって小岩からチャリで京葉道路と靖国通りをひたすら西へ進んで日本棋院市谷本院まで行きます。


途中ブックオフやら神保町の古書店に立ち寄ってやたらと二束三文の棋書がないかと探し求めますが無い無い全然無い。
断捨離にかぶれて一気に売却、終活ということでの生前整理、お星様になった囲碁愛好家の遺品整理などが同時多発で発生しないと私が巡回している古書店では安い安い棋書の在庫が減る一方のようで、行動範囲を広げるなどして古書店の新規開拓をしないと投売り系棋書での刺激溢れる棋力向上は難しそうです。

14時過ぎに市谷に到着、大盤解説会は16時からということで少し売店をチェックしてから一般対局で開始時間を待つことにします。
先月に久し振りに市谷で打って得点を346から348に伸ばしたところ、今回は二戦二勝で二点伸ばして350点になりました。
三段の基準点が344点で四段の基準点が356点ということで丁度その中間点になりました。
有楽町囲碁センターの一般対局場での点数も350点ですが、今回市谷で打ってみた感触では対局数さえこなせば市谷の方がより点数を伸ばせそうな感じがあります。
数さえこなせれば、ですけどね。
あくまで個人的な感想ですが、有楽町に比べて市谷の人はなかなか潔く投了しないので対局に時間がかかって仕方が無いところがありまして、なかなか数をこなせないんですけどもね。
形勢判断や目算の類が出来る出来ないではなくて根本的に価値観が違うみたいで、この点については多少のことは受忍して腕試しを続けるしかないようです。

で、内容の方は二局とも点数的に三段弱の人相手にコミ無しの白番で序盤は微妙な仕上がりですが石が込み合ってくるにつれて相手の打つ手に「あれ?」と思うようなものが多くなってきてそれを厳しく懇切丁寧にとがめてとがめて蛇のようにしつこく追求していくうちに石が死んだり黒地が大きく削減されたりしていきまして気がつくと大差で白がリードという展開でした。

対局カード上では四連勝になっているので、そろそろ係の人に見咎められて点数を5点か10点くらい上に修正されそうな気がします。
それで四段の基準点になるってのも著しく達成感に欠ける話ですねえ。
そうなってしまいそうでちょっとイヤだなあw

それでまあ来週か再来週あたりに今度は有楽町に腕試しに行くかなあと算段しています。

で、対局のキリが悪くて10分くらい遅れてしまいましたが三階で既に始まっている大盤解説会へと向かいます。
聞き手がつかずに秀芳先生一人でトークしつつ大盤に並べていて大変そうでした。
スポンサーがつかない大盤解説だと市谷本院開催でもこういうことがままあるんですかねえ。
それでも手慣れたもので時折ジョークを交えて会場の笑いを誘いながら辛口の解説が展開されます。
次の一手クイズは165手目コウ取りの次の一手ということで、コウダテか解消か、結局コウダテを打ったので予め用意されたAからCの選択肢に無く「その他」とした人が正解ということになり今回も私はハズレでしたw

18時半過ぎに井山七冠の勝利は動かないということで大盤解説会がお開きになりまして、一階のロビーにあるモニターでその後の進行を10分くらい眺めてから市谷を後にしたのでした。

第三局は6月の2・3日にありまして市谷では3日金曜日に大盤解説会が一力遼七段の解説で行われるということなのですが、残念ながらその日は仕事なので行けませんで、また別の機会にということになります。
第四局(6月13・14日)、第六局(7月5・6日)あたりは上手い具合に休みの日と重なってくれそうなのでまた大盤解説会に行くことが出来ればなあというところですね。

何かと金と暇に余裕が無い中ではありますが、それでも無いなりにイベント系囲碁充ライフを目指すということで、大会にあまり出られない代わりに大盤解説会には顔を出したいなと思っております。


2016年5月25日水曜日

第二次松山帰省作戦②。

やりたいことはいろいろあったのですが、想定していない用務が発生して時間を食われてしまい、古本屋探訪は充分に出来ませんでした。
近場のブックオフは将棋の本ばっかりでスットコボウズでしたよ、トホホ・・・

碁会所の方は日本棋院松山中央支部に一度行ったのですが、マナーのなってない爺さんと当たって目の前で石をずらして「さっきずれた」と言い張られたりしていろいろと良くありませんでした。
実力的に向こうの方が少し上だったのですがあからさまにこちらを舐めてかかっていたので、石をズラしてきた局は油断した隙にちょっと長い手数になるけど一本道のどハマりに持ち込んで中押し勝ちにしてやったのでそこだけは溜飲が下がりました。
他にも勝負手というか気分が乗ってくると石を盤に叩きつけるように打ちつけてくるので隣接する石が弾き飛ばされたりで、たまに見かけるタイプの人なんですがいやあ酷かった。
マナーの悪い爺さん相手にコミなし黒番で一勝二敗、相手を代えて菅直人を二三発殴ったような顔をした温和なお父さんともコミなし黒番で三局打って三連敗で戦績も最悪でしたw
三連敗はどの局も序盤で悪くなっていたのですが、よくよく考えたら小林流じゃねえかと数日後に気がつく馬鹿っぷり、いるのかどうか知りませんが囲碁の神様に免状を取り上げられそうな話ですよ、トホホ・・・
まあコテンパンにやられたのが良い機会なので図書館その他で改めて小林流の本を読んでみるかと思ってみたり。

 

合計六局打ち終わった後に最初に打ったマナーの悪い爺さんがもう一度私と打ちたがっていると係の人が言ってきたのですが、流石に私も相手を選びますよということで「いや、もう帰りますから」と告げて碁会所を後にしたのでした。

ということでまあいろいろと仕方ないのですが、当初の意気込みほどには今回の松山帰省では囲碁充な展開を得ることがありませんで、ちょっと残念な結果に終わったのでした。


2016年5月9日月曜日

第二次松山帰省作戦①。

訳あって松山に一時帰省しなければならなくなりまして、旅のお供に荷物にならない棋書を一冊と思い手に取ったのが先般ブックオフで200円で買ったこの本だったのですが、いやあ良い本だと痛く感動しております。



数年前に図書館で借りた時には読んでいてあまりピンと来るところがありませんで、今の自分には荷が重いというか理解するだけの力量に欠けているのかしらなどと悲観しておったのですが、時間を置いて読み直せば見え方が変わってくるということがあるもので、これは良い買い物だったと改めて喜んでいます。
中身の方なんですが、正解図が何故良いのかを説明するよりも、不正解だとどのように良くないか、更には不正解の手を咎め損ねると相手からどういう反撃やシノギの余地を与えるかについてやけに詳しく説明していまして、かえってそちらの方が面白く読む事が出来たりします。

同じく棋院から出ている小長井八段の本がもう何冊かありまして、そのうち一冊は数年前に図書館で借りた時にはピンと来なかったもので、松山から戻ったら借りるなり適価で買うなりして再挑戦せねばなるまい、というところですね。


さて本来の用務はそこそこに、出来ようものなら半年ぶりに松山の碁会所で腕試しと行きたいところですし、二束三文の棋書を求めて松山の古本屋巡りもしてみたいところです
月曜午前の飛行機に乗って松山へ、金曜夜もしくは土曜朝の飛行機で成田に戻る旅程の中でどこまで出来るものか分かりませんがちょっと欲張ってみたいかなと思っています。


2016年5月5日木曜日

横浜遠征。

蒲田→鶴見→横浜→大口の順で回ったんですが、全部書いているととてつもなく長くなるので囲碁とあまり関係のない部分は差っ引いて現地碁会所での戦績とかその辺のみを。

京急鶴見下車徒歩1分のところに思いがけず碁会所がありまして詰碁の大盤が店頭に出ていたので「むーん」とか悩むも左下隅だの問題だけ何か解けません。




さんざん悩んでそうかダメヅマリで追い落としに出来ないのを見落としていたのかと気がつきます。
それじゃあここで打っていくことにしようかと思うも、まだ回らないといけないところがあるのでやめておくことにします。

横浜まで出てビブレ方面を巡回しながら16時から夕方料金で席料が半額の500円になるのを待って宇宙棋院へ出撃します。



GW中だというのもあるのでしょうけれども、100人以上いるんじゃね?というくらいのすっごい客数です。
いつもそれくらいはいるよ?という話もあるみたいですが・・・。
もちろん客層は限りなくシルバーです。

それでまあ棋力は免状の通り三段ということで対局カードを作成して、点数制で三段の基準点からスタートということでバトルフィールドへレッツ・ラ・ゴーです。

1日に同じ人とは二局まで打ってよしということらしく、最初の人と二局、危なげなく二勝します。
係の人に点数を上げますか?と聞かれて、もう一人様子を見たいということで二番目の人と二局、やはり危なげなく勝ちます。
やはりどうもココではもうちょっと上みたいですねということで点数を14点上げてもらって四段格の点数になります。
次の人とさらに二局、少し危ないところがありましたが終わってみれば大差という感じでもう二勝です。
少し長い目に休憩を取ってもう二局行きますが、集中力が切れてアタリを見逃したり何だりで最後は二敗、ひどい負け方をしてしまいました。

余程コンディションが良くないとリアルで1日に八局は無理があると桃割れます。

ということで横浜の宇宙棋院では大体四段格の点数で充分打てそうな感触でした。
比較対照すると同じ三段格でも

 有楽町囲碁センター > 市谷本院 > 宇宙棋院(横浜)
          一目     半目

という感じで、ちと宇宙棋院はランクが甘い目なのかなという感じでした。
まあ碁会所ごとのランクの甘い辛いは余程極端な話でない限りは善悪を云々するような話ではありませんで、差が出てくるのはある程度仕方が無い話ではあります。
大事なのは多くの利用客がいて待たずに打てることと皆さんマナーがよろしくて楽しく打てることであり、ランクの甘い辛いは何局か打った後に調整すればよい話でしょうしね。
横浜駅近辺には別の碁会所もぽつぽつあるようですし、ランクのバラつきもある程度あろうかと思うのですが、これを検証するためにわざわざ小岩から横浜まで何度も出向く程に時間やお金に余裕があるわけではないので、これはまあやらないにしても多少興味はありますかね。

ともあれ宇宙棋院に限った話で行けば、二~三段格の人を相手にしてこのユルミシチョウが決まったのと、


棋譜再生


部分的に下キリがない形になっていたのでカケたらどハマりしてしまったところからして、ワナの多い高目系プレイに免疫がない人が多いようですから自分のコンディションさえ良ければ点数的に四段より上を目指すことも出来そうです。


棋譜再生


囲碁の話ではありませんが横浜・川崎方面でやり残したことがいくつかあるので後日再遠征をかけるかもしれないのでそのついでにまた打つ機会があればという話になりますけどね。


2016年4月30日土曜日

諸事いろいろ。

小ネタを箇条書きで。

1.ブロガーSNS?
このブログでもお世話になっている「ブログランキング」で何やら新しいサービスを始めたよ!というメールが届いたもので中身をよくよく読んでみますとブログ主で構成するSNSのようなもののようです。


ブログサークル
ブログにフォーカスしたコミュニティーサービス(SNS)。同じ趣味の仲間とつながろう!


ブログ主でサークルを設定して好き勝手に集まってキャッキャウフフして下さいということのようですが、運営サイドで公式に設定されたサークルに囲碁がありませんで、切なさのあまり衰弱死してしまいそうになったのでとりあえず囲碁サークルを作ってみました。
サービス開始後間もないこともあって「囲碁」をキーワードにして検索をかけて引っかかるユーザーが自分一人とかこれまた泣けてくる感じで涙で枕を濡らしてしまいそうです。
ユーザーが増えてくれれば何か良いことがありそうな気がしますが、そこまでの道のりは長くて遠いように思えます。

2.棋力診断サイト。
ユーザーの棋力を診断してくれるのではなく、再生された棋譜を見て両対局者の棋力をユーザーが診断するという掟破りの逆診断サイト。


普段はインストラクターやら本職の先生方が私らヘボアマの碁を見て見立てて頂くものがこのサイトでは診断する立場になるということで、その苦労が分かろうというものでしょうか。
最初に表示された棋譜を見て黒・白両方とも1dにしてみたら黒は正解でしたが白は4dでしたw
いろいろ考えるものですねえ。

3.買った。
少し前に近所のブックオフ巡回をして二冊ほど棋書を購入。

 

「ヨセ小事典」が108円、「布石、その後の攻防」が200円でした。
ヨセ小事典は無駄にデカい盤面図や過剰な解説を排して、基本形と頻出形の紹介に徹していて私のニーズに合っている感じです。
これは良い買物でした。
「布石、その後の攻防」はどうも個人的に小長井八段の本は「打ちすぎ撃退法」といいこの本といい図書館で借りて読んだ時にはピンと来ない感じで読みこなすことが出来る棋力に達していないのかしらなどと思ったものでしたが、読みこなすことが出来ればすこぶる有用であろうなとも思われましたので、ここで200円で拾うことが出来たのが良い機会ということで、改めてじっくりねっとりと読んでみるかという再挑戦になりますかね。

4.借りた。
有楽町囲碁センターに行った帰りに新大橋通りをチャリで東へ、江東区立東大島図書館に立ち寄って何か借りて帰ろうと思うも目新しい本が無かったので何度か借りたけどまだ読みきっていない本を再度借りることにしました。


基本的な筋と形を頭に入れて、あとは実戦でトライアル&エラーということでやっていきたいなと。

2016年4月27日水曜日

有楽町定期棋力測定。

大体一ヶ月に1回くらいの頻度で有楽町囲碁センターと市谷本院の一般対局場で腕試ししたいなと思っているところ、先週の市谷本院に続いて今週は有楽町囲碁センターに行ってきました。
点数制で三段の基準点が344点、四段の基準点が356点のところを前回までで347点だったのですが、3局打って3勝ということで350点にまで点数を伸ばす結果となりました。
丁度三段と四段の中間点ということになりますか。

いつぞやのお楽しみ囲碁大会の景品でゲットした有楽町の一般対局場無料利用券が1枚ありましたので今回は無料で入場です。

一局目は車椅子を利用の年配の男性、有楽町で打つのは初めてのようで対局カードを見るに自己申告した点数から負けが込んで5点ほど点数を切り下げているようです。
握って白番、最初こそちょっとどうかなという場面がありましたが、石が込み合ってくると攻めと守りのバランスが悪いようで守るべきところに手を入れずに攻めに入るとかありましたので、ビシっと切り返して大石死亡で中押勝ちになります。

間を置かずに二局目となりまして350点代前半の年配の男性と握って黒番、序盤にコウを仕掛けてきましてどうもコウ材的には向こうが不利だったようで余裕でこちらがコウ解消してまずは有利に、ガバガバの黒模様に教科書通りの打ち込みで8目くらいの地を持って治まってみたり、フリカワリになって収支はこちらが儲けた形になったりで優勢、さらに終盤に基本的なコウで粘る筋を見落としてくれたのでホッとするなどありまして、終局・整地してみますと盤面で20目以上の勝ちとなります。

何だかんだでおびただしく気力を消費してしまったので、カウンターに勝敗結果を報告して「黒森は休憩に入りまーす」と伝えて待合スペースで休んでいると、カウンターの係の人が「黒森さん休憩もうよろしいですか、打たれますか?」などとヘビのようにしつこく何度も何度も繰り返し聞いてくるので「うるせえよ、休憩つったら休憩なんだよ!気力が回復するまで俺はぜーったい打たないぞ!」という意味合いのことを大人の言葉遣いで係の人に伝えまして、30分くらいひたすらボケっとします。

水分を補給したし小用も済ませたし気力もいくらか回復したしということで戦線に復帰しまして、3局目はこれまた年配の男性とコミなしの白番で打つことになります。
序盤でこれはどうかという展開になって焦りますが、星からの一間ジマリに対して三々に打ち込んだら向こうが定石選択を間違った形になりまして黒地が見込めるはずだったスペースが白からの大ゲイマスベリでガラガラになってしまいやれそうな雰囲気になります。
その後浮き石だった白石が味方としっかり連絡した上に黒三子を切り取って10目くらい地がつくなどありまして、さらにこちらの薄い石を攻めきれずに下辺でしっかり40目は地を持つなどありまして目算してみたら20目くらい有利かなと思われましたが、終局・整地に進んでみると果たして大体その通りになっていました。

ということで3局目終了の時点で3点伸ばして350点、大台に乗ったという謎の達成感に襲われまして気力・体力的にはもう一局打っても全然構わないのよという感じではあったのですが、続けて打つ気が失せましてもう帰ろうということになります。

初段・二段辺りの点数で打っていた頃には350点台なんてバケモノにしか見えなかったものですが、数年がかりでここまで到達してしまいました。
しかし、ネット碁のランクは大して上がってないのにリアル碁のランクはそこそこ上がってしまっている現況、旧八重洲囲碁センター時代に比べて有楽町囲碁センターになってからは少し点数がインフレしているのかしらなどと怪訝に思うところであります。
素直に少しは棋力が上がったと喜べよという話でもあるのですが、どうも内容が毎回序盤に失点して中盤以降に挽回して終盤で引っくり返すパターンばかりでどうもスカッとしないというか棋力向上の実感に薄く納得できないところがあります。

まあ愚痴とも自慢ともつかない話はともかく、今回の三局での感触で行くともう少し点数は伸ばせそうかなと思いますので、まずは四段の基準点である356点を目指してまた来月にも有楽町囲碁センターに打ちに行かねばなというところです。


2016年4月25日月曜日

約三年ぶりで市谷本院。

多分、三年ぶりくらいになるのでしょうか、日本棋院市谷本院の一般対局場で打ってきました。
途中でモチベーション的にガス欠になりまして二局で切り上げて帰ってきたのですが、二戦二勝ということで3年前の点数346点から2点伸ばして348点になりました。
三段の基準点が344点で四段の基準点が356点なのですが、マメに通って対局すればかなり点数を伸ばせそうかなと思います。

1局目は互先の黒番、広げた模様の下辺に打ち込んできた石を召し取って、さらに中央の石を切断してやはり召し取りまして、あとは事件さえ起きなければ100目差で黒の勝ちかなというところまで来ます。
白としては勝負をあきらめたくないらしく何とか事件を起こせないものかと頑張って考えるのですが、そうそう都合よく一発逆転は発生しませんで逆に右上隅をエグられて白石の一団の死活が怪しくなったところで投了となります。
ほぼ勝負がついてから時間を使って考え込むので1局目で1時間以上費やしてしまいました。

2局目も互先の黒番、最後の大場を相手に占められてひょっとしたら地合不利かもと思っていたら中央に地をつけようとこちらが利かしのつもりで打った手に手抜きをしてきたのでそれでは遠慮なく・・・ということで襲い掛かったら真ん中のデカい白石が頓死してしまい今回はあきらめよく投了となります。

1局目で無駄に精神的に費やしてしまうものがあったので、やる気スイッチがオフになってしまいまして気分転換に休憩に入って売店をウロつくなどしましたが、一度モチベーションが下がるとテコでも動かないのが黒森さんだよね!ということで無理臭いので帰ることにしました。
片道16キロの道のりを自転車で行き帰りするのに無理があるのか、特に九段の坂をチャリで上ると上りきった靖国神社のあたりで虫の息になるので気分的に萎えやすくなってしまうのか。

行き返りに例によって京葉道路沿いにあるブックオフや神保町の古書店なんかを見て回ったのですが、澤口書店で店頭で200円から300円くらいの棋書がてんこ盛りになっていたのですが、どれも個人的にビビッと電気が走らないものだったのでこちらは見送りまして、いつもの大雲堂で200円で日本棋院新書を一冊買います。



定石活用法とはいいますが、実質的に小目の二間高バサミ解説本でおまけでそれ以外の定石選択法がついてくる、といったような内容です。
書名とのギャップはともかく小目へ小ゲイマにかかったら二間高バサミされるというのはよくあるケースなわけで幻惑されること無く逆に幻惑してやるくらいのつもりでやりたいところ、何か良いヒントを得られるかどうか。

さて、今回の結果で市谷本院の一般対局場での点数が348点になりまして、もっともっと点数を大きく伸ばすことが出来そうな雰囲気です。
あまり勝ちっ放しだと係の人に見とがめられて点数を増やされちゃうのですが、それもあるかもしれない、くらいの感触を今のところは持っているのですよね。

方や有楽町囲碁センターの一般対局場の方は現在のところ347点である程度は点数を伸ばせそうですが、勝ったり負けたりしているうちにトータルで勝ち越しで点数を伸ばすような感じでスローペースながらも上に行けそうです。

初段、二段あたりの点数で打っていた頃の感覚だと市谷より有楽町(当時は八重洲)の方が同じ点数でも半目から一目くらいランク的に辛い印象がありまして、定期的に両方で腕試ししていくうちに三段の基準点よりちょっと上あたりでどんな感じなのか、また分かってくるかなと思います。

ということで、それぞれ月一くらいの頻度で腕試ししたいなと思っているのであります。

2016年4月18日月曜日

パンダネット反省会。

15日はパンダの日ということでパンダネット対局無料とのことで二局ほど打ちまして二勝、レートが18930点になり4級★から3級に昇級しました。
もっと打てばいいじゃないという話なのですが、時節柄地震の話に気を取られましてそれどころじゃないところがありまして、がっつり打つのは5月のパンダの日にお預けということになりました。

で、その二局なわけですが一局目が互先白番で一目半勝ち、二局目が定先白番で32目半勝ちだったわけですが、明確な反省点としては二局目の大勝ちの方にありまして、終局間近小ヨセの段階なのですが、右上隅で白が眼を持って後手で二目くらいかと推量される手を打ちます。


隅でヨセの問題でよく出る進行があるので黒は後手で出入り二目の手を打つわけです。
それならと白も右上隅に対して反対側から後手二目のハネツギを打ちましてこの状態になります。


棋譜再生


ここで黒が手抜きして手の無いところに事件を起こそうとして他に回ります。
この右上隅ってどこかで見たことあるよな、官子譜だったっけ?ということで結構マジでヨミを入れますと・・・二の一にオキを打つと両アタリ回避で放り込んでコウになるような気がする・・・


棋譜再生


果たしてそういう進行になりましてお花見二段コウです。
しかしまあ最初の盤面画像をご覧頂くと何となくお分かり頂けるかと思いますがコウダテの数が圧倒的に白不利でして、結局二目しか得出来ませんで、何だかなあというオチになってしまいました。
つらつら考えるに肩アキ一合マスからの分岐としてこの形のコウを予めヨミに入れておいて早い目にこの形を求めておくべきだったのか。

(追記)
後からさらに考えるに本当は手無しだったようで、グズむというかツガれるとコウにする余地もダメヅマリの余地もないんですね。


棋譜再生


(追記ここまで)


とまあそんなことを考えるに山海堂の橋本宇太郎九段解説の官子譜は既に持ってるんですが、呉清源師解説の平凡社東洋文庫版官子譜を久し振りにまた借りてみるかななどと思うのでした。

    

2016年4月13日水曜日

ここ最近の話。

最近の話を箇条書きでつらつらと。

1.パンダ総決算。
去年の王座戦大盤解説会でパンダネット1ヶ月無料体験を先月になってようやく取り掛かったパンダネットですが、3月まるまる1ヶ月使って63勝4敗で4級★、レーティングが18690まで行きました。
あと一局勝ち越せば3級に昇級なので毎月15日がパンダの日ということで対局無料らしいのでそこで昇級しておくかなというところです。

2.やっと解ける。
GBソフトの「石田芳夫の詰碁パラダイス」でどうしても解けない問題があって詰まっていたのですが、秀芳さんとヨーダ先生の詰碁の本にそのものズバリが出題されていまして何とかなりましたw

 
どうしても追い落としを免れることが出来ませんで絶望しておったのですが、なるほどそうやって抜けるのかあ。
因みに依田さんの本で3分で初段、秀芳さんの本で1分で二段、GBソフトは二手手前の状態で三段の設定でした。
微妙に設定が違いますねえ。

この問題の後も苦心惨憺ありましたが何とか全100問正解にたどり着きました。
5級から五段までの100問、歯応えのある道のりだった・・・
100問目を正解しても特にエンディングに入ってスタッフロールが流れるなどありませんで、何事も無かったかのように1問目に戻りまして、何だか肩透かしを食らった気分ですが25年前のゲームソフトなんてそんなモンなんですかねえ。

3.図書館利用状況。
小岩図書館に新着棋書を取寄せついでにもう一冊という感じで。

 

前著「荒らしのテクニック」が打ち込みメインで本著が消しメインということのようで、地味なテクニックなのですが何だだかんだでほぼ毎局この手のテクニックのお世話になっている身としては溝上さんの「消しの成立条件」がこちらの理解力不足で今ひとつピンと来なかったので、出来ようものならこちらで押さえて置きたいところなのですよね。

 

「石の効率がぐんぐん良くなる本」は図書館の書架から何気に手にとってパラ見してみたら大層良い感じの本で最寄の図書館に置いてあるのにこれまで借りなかっただなんてこれは勿体ないことであったなと借りた次第です。
しかし、依田さんGrappling hook Tesuji のこの形をいろんな棋書で手筋の例として紹介されていまして、相当お気に入りなのねとクスっとなりますね。


棋譜再生



2016年4月1日金曜日

棋書購入その他。

神田神保町に再遠征をかけまして、いくつか本を買って来ました。

行きがけに千葉街道沿いの小松川にあるブックオフで200円で1冊購入します。



ちょっとやそっとで石が死なない、そんな素敵系三段に痺れる憧れるワナビーな私にはうってつけの本ですね。
この前まで510円で売っていたものが丁度200円に値下げされたようで実に良いタイミングでこのブックオフに立ち寄ったと言えましょうか。

ちと読みこなすのにそれなりの力量を要求されそうな感じですが、まあそこはあせらずじっくり分かるところから消化していく感じでいいかなあと。

さて神保町に到着、いつもの本屋を巡回します。
澤口書店はパッとしないので大雲堂へ移動、3冊ほど買い求めます。




  


「置碁 白の作戦」は以前図書館で借りた際に大変良い本だったので、500円なら買いだよなということで購入決定です。
マギレの手のデータベースが家宝モノです。
1979年の初版本なので安かったんですかね。
2000年と2004年に新装版が出ているようですが増補改定などされているのでしょうか。

「強くなる手筋作戦250」と「差をつける手筋発見法」は何気に良書の多い日本棋院新書からそれぞれ200円で。
手筋作戦が入段編で手筋発見法が昇段編ということで基本の見直しと更なるレベルアップが(安上がりに)出来たらいいなということで。
基本のしっかりしていない

さて買うものは買ったし市谷の日本棋院に足を伸ばして一般対局場で腕試しでもするかということで「さくらまつり」とやらで花見の観光客でやたら賑わう九段の坂をチャリで上って行きます。
棋院手前の坂道で神田英九段とすれ違ったりしつつ到着してみると何か様子がおかしい。
どうも大倉喜七郎賞の授賞式が行われていたらしく、会館の二階と三階がその式典で占用されたとかで本日の一般対局はお休みということらしく・・・打てねえのかよ!
毎週土曜日は定休で日曜日もイベント絡みで休止になることが多いというのまでは充分認識していましたが、ど平日の火曜日でも一般対局が休みになろうとは思ってもみないことで・・・うーん油断ならねえな日本棋院市谷本院。
仕方ないので売店で少しだけ新刊書籍をチェックしてからまだ買ってなかった週刊碁の最新号を買って帰ることにします。

とまあこんな感じで棋書を購入しまして、あとは積まずに読んで今より多少筋が見えるようになりたいものですよねえということで、勉強したりしなかったりすることになるのです。


2016年3月23日水曜日

シチョウ二題。

去年、英語ゼムでの対局での場面。
ありがちな高目からの進行で断点から切り離された二子と三子が見合いっぽい雰囲気です。


白三子をカカエにきますが、シチョウは白有利・・・あれれ、シチョウ逃げ出したよ?


シチョウを一路読み間違えたかなと何度も読み直しますが・・・おっかしいなあ。
しかし黒さんガンガン逃げます。迷いが無いw

結果・・・取れてるじゃねーか!


いやだなあ、危うくこちらがシチョウを間違えたと思って投了するところでしたw

もう一つ、割りと最近のパンダでの場面でツケからの切り違い、ここからどう打つ?


下からシチョウにカカエますが前方は真っ黒でそのまま進めばシチョウ黒有利です。
しかし良いところにある味方の石を利用して方向転換、ここで雰囲気が怪しいと気が付いたのか相手の黒さん一瞬手が止まります。


既にシチョウの一本道に入っているので逃げようがありませんで全部召し取ることになります。
これだけピッタリと決まるのも珍しい・・・のか、これまで見逃していただけなのか。


ということで、シチョウって面倒臭いけど大事だよなという自慢半分の話でしたw