2016年5月27日金曜日

本因坊戦第二局大盤解説会。

上手い具合に休みの日と本因坊戦第二局の大盤解説会がある日が重なってくれたのでこれは行くしかなかろうということで、例によって小岩からチャリで京葉道路と靖国通りをひたすら西へ進んで日本棋院市谷本院まで行きます。


途中ブックオフやら神保町の古書店に立ち寄ってやたらと二束三文の棋書がないかと探し求めますが無い無い全然無い。
断捨離にかぶれて一気に売却、終活ということでの生前整理、お星様になった囲碁愛好家の遺品整理などが同時多発で発生しないと私が巡回している古書店では安い安い棋書の在庫が減る一方のようで、行動範囲を広げるなどして古書店の新規開拓をしないと投売り系棋書での刺激溢れる棋力向上は難しそうです。

14時過ぎに市谷に到着、大盤解説会は16時からということで少し売店をチェックしてから一般対局で開始時間を待つことにします。
先月に久し振りに市谷で打って得点を346から348に伸ばしたところ、今回は二戦二勝で二点伸ばして350点になりました。
三段の基準点が344点で四段の基準点が356点ということで丁度その中間点になりました。
有楽町囲碁センターの一般対局場での点数も350点ですが、今回市谷で打ってみた感触では対局数さえこなせば市谷の方がより点数を伸ばせそうな感じがあります。
数さえこなせれば、ですけどね。
あくまで個人的な感想ですが、有楽町に比べて市谷の人はなかなか潔く投了しないので対局に時間がかかって仕方が無いところがありまして、なかなか数をこなせないんですけどもね。
形勢判断や目算の類が出来る出来ないではなくて根本的に価値観が違うみたいで、この点については多少のことは受忍して腕試しを続けるしかないようです。

で、内容の方は二局とも点数的に三段弱の人相手にコミ無しの白番で序盤は微妙な仕上がりですが石が込み合ってくるにつれて相手の打つ手に「あれ?」と思うようなものが多くなってきてそれを厳しく懇切丁寧にとがめてとがめて蛇のようにしつこく追求していくうちに石が死んだり黒地が大きく削減されたりしていきまして気がつくと大差で白がリードという展開でした。

対局カード上では四連勝になっているので、そろそろ係の人に見咎められて点数を5点か10点くらい上に修正されそうな気がします。
それで四段の基準点になるってのも著しく達成感に欠ける話ですねえ。
そうなってしまいそうでちょっとイヤだなあw

それでまあ来週か再来週あたりに今度は有楽町に腕試しに行くかなあと算段しています。

で、対局のキリが悪くて10分くらい遅れてしまいましたが三階で既に始まっている大盤解説会へと向かいます。
聞き手がつかずに秀芳先生一人でトークしつつ大盤に並べていて大変そうでした。
スポンサーがつかない大盤解説だと市谷本院開催でもこういうことがままあるんですかねえ。
それでも手慣れたもので時折ジョークを交えて会場の笑いを誘いながら辛口の解説が展開されます。
次の一手クイズは165手目コウ取りの次の一手ということで、コウダテか解消か、結局コウダテを打ったので予め用意されたAからCの選択肢に無く「その他」とした人が正解ということになり今回も私はハズレでしたw

18時半過ぎに井山七冠の勝利は動かないということで大盤解説会がお開きになりまして、一階のロビーにあるモニターでその後の進行を10分くらい眺めてから市谷を後にしたのでした。

第三局は6月の2・3日にありまして市谷では3日金曜日に大盤解説会が一力遼七段の解説で行われるということなのですが、残念ながらその日は仕事なので行けませんで、また別の機会にということになります。
第四局(6月13・14日)、第六局(7月5・6日)あたりは上手い具合に休みの日と重なってくれそうなのでまた大盤解説会に行くことが出来ればなあというところですね。

何かと金と暇に余裕が無い中ではありますが、それでも無いなりにイベント系囲碁充ライフを目指すということで、大会にあまり出られない代わりに大盤解説会には顔を出したいなと思っております。





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