江東区の東陽図書館で2冊借りて来ました。
まさか「囲碁と悪女」を図書館で借りて読むことが出来るとは思ってもみませんでしたねえ。
基本的に稲葉さんの交友自慢なので多くを期待しちゃいけないですね。
もしやと思って検索してみたら葛飾区と江東区の図書館に依田さんの「どん底名人」も置いてあるらしいので、今度借りねばならんなと思っております。
「攻め合いの極意」は江戸川区の図書館には置いてないのでこの機会に借りておくかなというところで。
江東区の図書館では何故か方々で置かれているんですよね。
江戸川区の図書館では予約していた新着図書を中心にこんな感じで。
メイエンさんの「棋士とAI」は囲碁を知らない人向けの読み物ということで、一部説明が冗長だったり、あまり上手いこと言えてないたとえ話とかありますが、アルファ碁登場以降の囲碁AIに関するまとめは流石で読み応えがありました。
図書館で借りて読む分には良い本ですね。
安斎七段のAI本で取り扱っている内容の前半部分はAI囲碁とまったく関係が無く最近評価が変わった打ち方で、後半でようやくAIが多用して評価が変わった打ち筋の紹介になりまして、半分はタイトル詐欺ですね。
まあ今に始まった話ではないみたいなんですが、最近のマイナビは何でも囲碁AIと書名にブッ込んでおいて中身はAIとの関連性がびっくりするほど薄いパターンが多いようで感心しませんねえ。
囲碁AIってタイトルに入れときゃ売れると思ってるんでしょうねえ。
さんざんdisりましたが、タイトル詐欺を差し引けば良い本でして囲碁AIと関係なくても役に立ちそうな進行がたくさん紹介されています。
三村九段の「楽に勝てる石の形」は「石の形集中講義」の2.0的な本ですが「初段突破」とある通り初級者向けの基本的・原則的な説明を省いていまして、その分初段手前の級位者向けの説明が多くなっていますので一桁級後半より棋力が下なら「石の形集中講義」の方が良いのではないかなと思います。
「三連星・中国流・小林流~」は周囲の状況が三連星とか中国流なだけで単なる定石と定石はずれを咎める問題なだけのものが目につきましてどうも良くない感じがします。
実戦頻出形に絞って欲しかったですねえ。
棋譜再生
白番でどう打ちますか?ってこれどう考えても黒がオサエる方向がおかしいので実戦的な図でないですよね。
周囲の状況と問題になっている部分がチグハグです。
普通に序盤頻出の手筋として部分的に出題される分には悪くない問題ですが「三連星・中国流・小林流を極める~」と書名に出して置いて雑に部分的な手筋の問題を三連星や中国流の序盤にはめ込んでみただけってのがどうも頂けません。
上述の安斎七段の本も含めて本当に最近のマイナビの本は書名で勇み足をやらかしていますね。
「守りのタイミングとその後」は日本囲碁連盟お得意の三択で出題して正解・不正解ともに丁寧に説明してくれるスタイル、こういうのが合うなら良いんじゃないですかね。
一局の流れを追いながら出題以外の場面でも手直しが多数あって良いと思います。
地味に勉強になりそうですね。
ざっと借りた本でこんな感じで、買った本はまた別エントリにて。
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