2015年11月9日月曜日

11月の棋書。

松山から東京に戻った後、予約の上取り置きしていたももを小岩図書館で引き取ります。



二桁級レベルからスタートして初段前後までを対象棋力とした実戦に頻出する死活の問題を150題ほど取り扱っています。
とはいえ、石の形としては同じで手順を何手か遡ったものが多数ありまして、類似した形を反復しながら読みを深くしていくトレーニングをしてもらおうという棋書のようです。
まあ昔からこの手の基礎を反復する形式の問題集はいろいろあるわけでして、その最新形ということになるのでしょうか。
ただ150問という限定された題数の中で基本的な形を反復して取り扱っているもので、そのパターンの数が少ない嫌いがあるかなと思います。
狭くて深いって感じですかね。
なのでこれ一冊で初段に向けての実戦死活はOK!というわけには行かない感じですが、扱われている形についてはしっかりレベルを引き上げてもらえるんじゃないかなあという所感です。

一緒に例によってあの本を借ります。


「コスミツケ付き星に三々打ち込み対処法」を終わって「二間ビラキ攻防の美学」を今勉強しているところなのですが、実に実戦的な内容なので大変重宝しております。
今やっているところを一通り済ませたら「簡明を目指す大ゲイマガカリ」に進もうかなあと思っております。

別の日にこれまた例の奴を。


私にとって基本死活事典は実戦で出た形について、正しく対応出来ていたかどうかおさらいするための棋書でありまして、「よーし、基本死活の勉強をするぞ!」という時にはまた別の棋書になります。
とりあえず基本死活事典の何かあった時の調べやすさは江場さんの基本死活辞典や碁楽選書の「死活の壁」上下巻が遠く及ばないところであるということですね。

  

さらに小松川図書館でこやつをピックアップ。


以前借りたのだけれども、他の本に忙しくて全然手を付けられなかったので再挑戦です。
以前から「いやあコウはどうも苦手で・・・」などと屁たれ低段者丸出しだったのですが、「コウで相手を悩ませたり、しぶとくコウで粘るのって格好良くね?」とコウにシビれたり憧れてみたりする程度には前向きになってきたところであります。
そんなワナビーな私ではありますが、この本をよくよく読んで、いくらかその辺について進歩したいところであります。

江東区立亀戸図書館でこの本も借ります。



後々に狙いが残る打ち方、残さない打ち方の教本ということで何かの場面で役に立つといいなあというところ、即効性には欠けるかもしれませんがジワジワとした効果を期待したいかなという感じですか。

今さらながら誠文堂新光社は今年の始め辺りから一部書籍をKindle電子書籍対応にしたのですねえ。
定価の半値くらいで自由価格本を大量に古書店に出回らせていたかと思えば、消費税分8%しか値引きされてない電子書籍、いろいろと悩んでいるみたいですね。

そしてさらにもう一冊、取寄せ分が届いたとの事で借りてきました。



前半で1Pに4図から6図使って部分的な切断の手筋を解説しています。
この辺は日本棋院囲碁文庫の「キリの魔力」に似た感じでしょうか。
後半で盤面全体から切断を契機に局面を変えるにはどうすれば良いのか、という問題になってくるのですが、問題図で白が1,3と打っているのに後述の解説で問題図の黒1,3は打ち過ぎだったと書かれていたりで、一部ですが何がなんだか良く分からないところがあります。
盤面に結構石が多くなってからの問題図が多く、大局観養成講座ということで各方面の石に気を配らないといけないということで、全体的に難易度が高い目になっているようです。
私のようなヘタレ低段者にはついていけない、もしくはついていくのが非常にしんどい感じであります。

というような感じで借りてきておりますが、後日葛飾区や市川市の公立図書館に本を借りに行くこともあるかなと桃割れまして、懲りずにまた借りた本の消化不良になりそうです。






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