2018年1月22日月曜日

絶芸のドキュメンタリー番組。

昨年の電聖戦終了直後に絶芸のUEC杯優勝と電聖戦勝利を讃える向こうで制作されたアニメが公開されていて、あまりに幼稚な内容に眉をひそめたものでした。

【注意】心底頭の悪い内容です。

でもきちんと仕事をする人というのは大陸にもいるもので、大変出来の良いドキュメンタリー番組がありまして、今日になって英語字幕版がYoutubeにアップされました。



原題が「纪录片《7%》:揭秘人工智能“绝艺”夺冠幕后 腾讯网」で、英訳が「7% Documentary: Behind the scenes of Fine Art AI 」となっていまして、テンセントの囲碁AI絶芸が野狐に登場して話題を呼び、UEC杯でDeepZenGoを降して優勝して電聖戦で一力遼竜星(当時)に勝つまでのいろいろを中国目線で追いかけたドキュメンタリーです。
取材班がUEC杯で日本に来て武宮さんや大竹さんなどにインタビューをしていて番組冒頭で聞き覚えのある流暢な日本語が聞こえて来て見覚えのある禿げ頭が出てきた時はビックリしましたw

メインタイトルの「7%」というのは秀行さんが「囲碁の神様が100だとしたら自分は5か6くらいしか分かっていない」というのを受けて、絶芸は7まで行ったという意味みたいです。

中国語字幕と英文字幕が表示されるのですが、概して中国の人は早口で字幕が表示される時間が非常に短いのでYoutubeの設定画面から再生速度を少し遅い目に変更した方が良いかもしれません。

あまり内容について踏み込んで書くとネタバレになって興が削がれるでしょうから詳しく書くのはやめておきましょう。

電聖戦で一力竜星(当時)に勝ったところまでで終わっていますが、実はその後がドキュメンタリー映画にして面白いという話で、柯潔がアルファ碁と対局して、中信証券杯でDeepZenGoが絶芸を降して優勝、AlphaGoZeroの発表で衝撃が走りつつAI竜星戦で絶芸がDeepZenGoがリベンジを果たすという流れで中国目線で行けば相当面白く仕立て上げられるのではないかと思われます。
そうした経緯がまたドキュメンタリー映画になるんじゃないかなあと勝手に期待しています。



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