何だか良く分からないけど13時開始で12時開場、11時から入場整理券配布というので整理券をもらいに行ってみました。
割と11時きっかりに行ってみましたらば、26番の整理券がもらえました。
開場5分前に来いとあるんですが何か良く分からんなあと思っていたら、アリーナ席というか土俵前の砂かぶり席のようなポジションを好きに占めることが出来るという意味合いでの入場整理券だったみたいなのですが、牛丼屋でチンタラ飯を食っていたら12時を過ぎてしまい整理券をもらった意味がなくなってしまいました。
既に一般来場者に向けて開場されていましたがそれでもかなり前の方に座れましたしそんなかぶりつきで見ても仕方ないので良いのですけどね。
さて会場はざっと170人くらいの収容で開始時が大体半分の入りで、最終的に三分の二くらい埋まったでしょうか。
入場整理券にもある通りで解説が釼持丈八段で聞き手が茂呂有紗初段でした。
対局前にあいさつ |
茂呂さんは2017年度入段の新人さんで今回が聞き手初体験ということで開会時には明らかにガッチガチにアガっていまして大丈夫かいなと見ているこっちが心配になりましたが、釼持八段のざっくばらんなトークにリードされて緊張がほぐれたみたいで、二人で立て板に水でトントンと解説を進められるようになっていました。
釼持さん、上手いなあ。
その釼持八段は、井山さんが院生及び入段間もない頃に対局などで東京に滞在する際に家に泊める・食事の世話をする・研究会で稽古をつけるなどの面倒を見ていたとのことで、釼持さんにしか語れない井山さんの裏話をふんだんに聞くことが出来まして、対局の行方も気になるけど釼持さんの話ももっと聞きたいという贅沢な悩みを抱えてしまいました。
棋聖戦二日目に東日本大震災があって鉄道がストップして帰れなくなってしまい、仕方ないので釼持八段と井山さんとでサシで日本酒をコップでグイグイやっていたら某女流棋士が「あたしも頂きます」と割って入ってグイグイ呑み始めた話とか面白かったですねえ。
あと茂呂さんの話で棋士仲間で集まって焼き肉を食べていたら生肉にやられたのか大変なことになってしまい対局日も臥せったままで不戦敗になってしまったという話で、その席には上野愛咲美二段もいたということで、下手したら女流棋聖戦第一局に影響が出ていたかもしれないということだったようですが、上野さんは生肉には手を付けなかったらしいですね。
ちなみに茂呂初段が不戦敗になったのが1月18日の扇興杯予選、上野二段の女流棋聖戦第一局が1月19日。
同席した他の棋士も何人か生肉にやられたみたいで、保健所に通報したらその焼き肉屋は営業停止になるんじゃないですかねえ。
それで対局内容の方なんですが、大関稔アマ名人が先番で確か逆コミ六目半の設定だったか、右上隅の応接から飛び火する形で始まった右辺の攻防で黒に見落としがあっておかしな雰囲気になって来て、黒65左下隅ツケに白66とツケ返されてシビれてしまい、黒67に割り込んだのがおかしくて一気に形勢を損なったとの釼持八段の見立てでした。
その後も井山さんの厳しい厳しい攻めが続きまして中央の黒三子(63・59・57)が落ちるなどあり、最後のコウ争いでコウを解消した代償に二手連打された右下隅が死亡して198手完で大関アマ名人の投了となりました。
局後に対局者二人が会場で検討 |
次は棋聖戦第三局の大盤解説会が日本棋院市谷本院でありますので解説の大矢九段の暴走解説を是非に拝聴してこようと思います。
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